「強い元」を阻む現実

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO95413570S5A221C1FF8000/

強い元は中国の購買力を高める一方、中国企業の輸出競争力をそぐ要因となる。金融市場では、成長減速が著しい中国が「元安戦略をとる」との観測が根強いが、人民銀は否定的だ。背景には、資本流出に対する警戒感と輸出企業の構造転換を目指す国策がある。

中国の国有企業は過剰設備・債務問題を、銀行は不動産融資という弱点をそれぞれ抱える。中国が資本取引を対外開放し、人民元を国際化すれば、中国はグローバル市場の荒波にさらされることになる。最もリスクが高いのはアジア通貨危機のような急激な資本流出が起き、経済だけでなく、政治にも大きなダメージを与えることだ。

習指導部は強い元を志向する。ただそのコストは決して低くない。中国は元買い・ドル売り介入で約1年半で約5550億ドル(約67兆円)の外貨準備を失っている。外貨準備を使って強い元を維持すべきか、それとも資本流出を覚悟のうえで弱い元を許容すべきか、中国の悩みは深い。

元高は購買力を高めるものの、輸出企業にとっては不利というのは確かに。輸出企業の構造転換を目指す国策とはどういうものでしょう。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です