病院の役割分担 明確に 医療最適化、小手先に限界

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO23527530V11C17A1EE8000/

医療費42兆円のうち、65歳以上の高齢者が使う分は約25兆円、全体の6割に及ぶのが日本の構造だ。75歳以上の高齢者に限ると15兆円、1人当たりの医療費は93万円に上り、65歳未満の5倍に達する。

窓口負担は現状で75歳以上は原則1割のまま。「給付と負担のバランスが欠けている」との指摘は多い。中高所得者や一定の金融資産を持つ人については負担割合を引き上げていくなど改革に踏み込む必要がある。

紹介状以外にも、国は病院の役割分担へ対策を進める。日本の医療機関は重症患者を受け入れる急性期病床が増え過ぎ、リハビリなどを通じて在宅復帰を目指す回復期病床が不足。回復期は2025年に現在の3倍の数が必要とされ、厚労省は急性期病床の報酬算定の要件を厳しくするなどして回復期への移行を促す。

在宅復帰を目指す回復期病床と、重症患者を受け入れる急性期病床のバランスに課題があるため、最適化。