欧州、緩和幕引き慎重に 資産購入再延長の余地、景気・物価見極め

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO22753500W7A021C1EA1000/

「我々の目標に向かって物価上昇率は徐々に高まっていくとの確信が増した」。ドラギ総裁は、量的緩和縮小を決めた理由をう説明した。景気回復は「しっかりと広い範囲で」続き、消費者物価の上昇率も目標の「2%近く」にゆっくり向かっていくとの見立てだ。

ただECBは量的緩和の終了を急がない考えだ。賃上げの動きは広がらず「物価上昇圧力はいまだに弱い」(ドラギ総裁)のが現状だ。経済が本当に独り立ちできるか、緩和の度合いを少しずつ弱めつつ見極めていく。

購入額をいったん減らすものの、景気や物価に異変があれば、再び増やす考えも声明文に盛り込んだ。ユーロ高が進む為替相場や債務不安が残るイタリアの債券市場などがどう反応するかも、注意深くみていく。状況に応じて柔軟に政策運営を進めるというのが、ドラギ総裁の基本姿勢だ。

FRBに続きECBも緩和幕引き。日銀は物価2%に向けて粘り強く金融緩和を続ける姿勢、とのこと。