大見えを切る「財政健全化」 収支改善、願望で固める

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO87201320T20C15A5TCR000/

内閣府は名目成長率が平均3.5%の強気シナリオと民間予測に近い同1.5%の筋書きを用意した。後者の常識的予想は葬られ、大幅な税収増を望める強気予測が採用される。20年度までに9.4兆円の収支改善が必要だが、その額は常識的成長シナリオの16.4兆円よりも少ない。

政府は10%超への消費増税を避けることもあり、なるべく小幅な歳出抑制で済むよう楽観的な経済見通しを選んだ。だが3%台の成長はバブル期を含む期間の生産性上昇率が前提。実現性は低く「願望」に近い。

年金、医療など社会保障に充てる国費は年に1兆円近くずつ増え、今や予算の33%を占める。大和総研によると、今の制度では社会保障費の伸びが経済成長率を上回るので仮に名目3%台の高成長がずっと続いても、公的債務残高は今の、GDPの約2倍から45年後に2.8倍となる。成長によって社会保障を維持する考え方は通用しないと認めるしかない。しかし高齢の有権者の増加もあり、政治家にとってこの分野はなお聖域だ。

願望に願望を重ねた計画である印象を強めました。


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