財政健全化、見えぬ道筋 歳出の拡大止まらず

https://www.nikkei.com/article/DGKKASFS19H5T_Z10C17A9EA2000/

5%から10%への消費増税による増収分は7.3兆円を次世代への借金の先送りの削減に使われることが決まっていた。今回、借金減額を減らし、教育に増税分の財源を充てることで、さらに歳出が増え、もともと20年度の達成が困難とされた黒字化目標は断念を余儀なくされる形だ。

12年の自民、民主、公明の税と社会保障の一体改革を巡る合意では消費税収は社会保障に充てることを決めていた。消費税収は社会保障財源というタガが緩むことで、収拾がつかなくなる恐れがある。

日本政府は過去に何度も黒字化目標を掲げ、先送りしてきた歴史がある。06年度に小泉政権は11年度に黒字化する目標を掲げたが、実現できなかった。高齢者の反発を恐れ社会保障費の抑制に踏み込めず、甘い経済成長率の見通しをたててきたためだ。

検討に入ったステータス。ウケの良い全世代型社会保障と財政健全化先送りをどう国民が捉えるか。