長期政権 評価これから 経済、金融緩和・財政出動が先行 規制改革など懸案

https://r.nikkei.com/article/DGKKZO25015630T21C17A2EA1000

経済分野ではアベノミクスの第1、第2の矢である金融緩和、財政出動が先行した。円安を土台に企業業績の回復や株高などの成果を出したが、社会保障や規制改革といった分野では1強の強みを生かせていない。

課題を残しているのは規制改革や社会保障改革だ。規制改革では、解雇の金銭解決制度の導入や大胆な外国人材の受け入れが進んでいない。社会保障は年金の受給年齢の引き上げや、医療分野などでの高齢者負担の拡大といった抜本改革が手つかずだ。

アベノミクスをけん引してきた金融緩和を巡って、日銀は国債購入額を徐々に減らしており、金融正常化に向けた出口戦略が求められる。消費増税を2度先送りした財政健全化も課題で、19年10月の確実な引き上げや、首相が先送りした基礎的財政収支の黒字化目標の達成が急がれる。

規制改革(解雇の金銭解決制度の導入・大胆な外国人材の受け入れ)、社会保障(年金受給年齢の引き上げ・医療分野などでの高齢者負担の拡大)。これらが課題。