ついえた夢の原子炉 もんじゅ廃炉決定 核燃サイクル綱渡り

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO10967920S6A221C1EA2000/

サイクル政策には2つの方式があり、日本ではもんじゅのような高速炉を使う方式の実現を柱として進めてきた。高速炉は原子炉の冷却材として通常、ナトリウムを使う。空気や水に触れると燃えるため、通常の原発で使う水と異なり、取り扱いが難しい。ドイツや英国などは撤退した。

もんじゅも「当初期待された成果が出なかった」(菅官房長官)が、政府は高速炉の開発を続ける方針だ。日仏共同で開発する実証炉「ASTRID」などで必要な技術や知識を得るとした。しかし、自国に施設がなければ資金を提供するだけで終わる懸念も残る。

日本は日米原子力協定により、核兵器を持たない国の中で唯一、再処理を認められている。「使用目的のないプルトニウムは保有しない」と約束するが現在、国内外に原爆約6000発に相当するプルトニウム約48トンを保有する。協定の期限は2018年で、トランプ次期米大統領の出方によっては従来路線の変更を迫られる可能性もある。

もんじゅの一件で、日本の核燃料サイクル政策の現状と課題がざっくりと分かりました。