ベトナム原発、資金の壁 剛腕首相の引退も影響

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM22H6R_S6A121C1FF2000/

壁となったのは資金難だ。ベトナムのGDPは約2千億ドルにすぎず、計画していた原発の建設費はロシアの第1原発、日本の第2原発と合わせるとGDPの1割超の水準に達する。インフラ整備を急速に進めたことなどから、10年にGDP比で50%だったベトナムの公的債務は16年末に65%に上昇する見通しだ。

「共産党の新指導部が主導して原発計画を中止した。ズン氏が去ったことが大きい」。現地ジャーナリストは話す。ズン氏は原発のほか、ハノイとホーチミン市を結ぶ高速鉄道なども主導してきた。今後は他の大型プロジェクトも中止や凍結となる恐れがある。

原発への国民の警戒感もあった。共産党一党独裁のベトナムでは従来、民意を気にせずに政策を決定できた。ところがベトナムでも近年、SNSが盛んになり、共産党政権による情報統制は難しくなった。

ベトナムでもSNSが盛んになり、共産党政権による情報統制が難しくなったことも背景にあるようです。