抵抗する米「聖域都市」 移民の人権 考える機会に

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO13681560U7A300C1TCL000/

アリゾナ州は2010年、独自に不法移民取締法を制定しました。これは現場の警察官に取り締まりの権限を与えるというもの。ところが、特定の人種を対象にした差別につながるという批判が出て、裁判に発展。連邦最高裁は、不法移民の取り締まりの権限は連邦政府の管轄であり、アリゾナ州が独自に取締法を制定したのは憲法違反だと判断しました。

さらに全米各地には「サンクチュアリ都市」(聖域都市)を宣言している都市が400以上あるとみられます。これらはリベラルな民主党の勢力の強い地域で、連邦法に違反している不法移民がいても、連邦政府に通報せずに守るという方針を貫いています。

日本では「トランプ大統領の移民政策はひどい」と他人ごとのように批判している人たちがいますが、トランプ大統領は、移民受け入れに慎重な日本のようにしたいだけだとも言えます。トランプ大統領を批判する人たちは、自覚せずに日本の移民政策を批判していることになるのです。

アメリカの移民政策や人権に対する考え方についての新たな知見を得られ勉強になりました。