円高再燃、市場が警戒 日銀追加緩和が焦点に

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G20財務相・中央銀行総裁会議を受け、金融市場では円高が再燃するリスクが意識されている。ルー米財務長官が円売り介入をけん制したことで、落ち着きつつあった海外投機筋の円買いが強まりやすくなる。みずほ銀行の唐鎌氏はルー長官の発言を「2014年からのドル高を是正させたいという意識が強い」と読む。

ドル高は米国だけでなく、ドル建て債務の多い新興国の景気にも打撃を与えかねない。円は15年までの3年間で大きく円安が進んでいるだけに、「円売り介入に理解を得るハードルは高い」(唐鎌氏)。

ただ、年明けからの円の上昇幅は12円近くに達する「偏った動き」(麻生財務相)。クレディ・アグリコル銀行の斎藤氏は、「1ドル=105円を意識させるような急な円高があれば円売り介入の可能性は残る」とみる。

結果的に追加緩和は見送られ、さらに為替監視の防衛線まで張られるというステータス。