米、譲れぬドル高是正 G20の裏で「新プラザ合意」構想 通貨協定 中国に触手

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDC22H1A_S7A420C1EA2000/

「為替相場で盛り上がったということはなかった」。財務省同行筋は無風の会議だったと説明した。直前にトランプ米大統領が「ドルは強くなりすぎている」と発言し為替が争点に浮上したが、ムニューシン財務長官は各国財務相らに「長期的には強いドルが重要だ」と述べるなど火消しに動いた。

通貨協定構想で手を組む第一のターゲットは中国だ。ドル高是正は人民元安に悩む中国にも一段の資本流出を阻止する手段になる。北朝鮮問題で協力関係を探る米中だが、トランプ政権は通貨政策でも中国とは利害を一致させられるとみる。

米財務省が先に公表した為替報告書には通貨マフィアが気をもむ文言が紛れ込んだ。「永続的な為替相場のズレを回避しなければ、自由で公正な貿易は広がらない」。「為替のズレ」はロス商務長官ら米政権有力者が一斉に使い始めたもの。他国による一時的な為替操作の影響などではなく、14年ぶりのドル高という相場水準そのものがいわば“市場の失敗”だと断じる論法だ。「為替のズレ」は1980年代のドル高時にも使われ、その後のプラザ合意の布石となったとされる。

北朝鮮の動きもあり3ヶ月でまた状況変わってきましたが、為替相場のズレにプラザ合意と穏やかではありません。