米、揺れる移民大国 トランプ氏、反対押し切り壁建設 活力そぎ、分断を加速

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO12192360X20C17A1EA2000/

壁は型破りの公約の中でも特に実現性が疑われていた。選挙ではメキシコと接する州すべてでトランプ氏が勝ったわけではない。ウォール・ストリート・ジャーナルなどの最近の世論調査では5割強が反対。それでも実行に突き進み、100億ドル以上とされる建設費は「後でメキシコに全額返済させる」と息巻く。

トランプ氏は選挙中にメキシコ人を「暴行魔」と呼び、麻薬や犯罪を持ち込む諸悪の根源と決めつけた。国内外で猛烈な反発が起きたが、看板の移民対策を実現しなければ支持は離れる。不動産王を大統領に押し上げた白人労働者は、低賃金で働く不法移民に仕事を奪われたとの不満が強い。

米国の人口はヒスパニックなどマイノリティーの比率が4割近くに達し、今後も上昇が続く。移民は欠かせない労働力として潜在成長率を押し上げ、経済の活力になっているとの共通認識が浸透している。移民による起業は全体の3割弱を占める。代表的な企業500社の4割は移民やその2世が起こし、米経済のけん引役を担っている。

SNSでWALL発言が多いですよね。まさか実行するとは思いませんでした。しかも費用はメキシコに求めるとまで。