70年談話 「侵略」記述へ 首相意向 国際原則順守の文脈で

http://www.nikkei.com/article/DGKKASFS10H8M_Q5A810C1EA1000/

1995年の「村山談話」や2005年の「小泉談話」では「わが国」が「植民地支配と侵略」によって「アジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた」としていた。日本の行為に限って「侵略」に言及することには首相を支持する保守層に不満があるため、70年談話では日本の歴史に限らない文脈で記述する方向だ。

「21世紀構想懇談会」が発表した報告書は日本が「満州事変以後、大陸への侵略を拡大し、無謀な戦争で多くの被害を与えた」と明記した。村山談話では曖昧だった侵略の時期について、満州事変以降の大陸進出が問題との考え方を明確にしている。ただ16人の委員のうち2人は、他国が同様の行為をしていたなかで日本の行為だけを侵略と断定するのは抵抗があるなどの理由で「侵略」の使用に異議を唱えていた。

村山談話で「キーワード」と位置づけられている文言のうち、70年談話には(1)侵略(2)植民地支配(3)先の大戦への痛切な反省――の3つは入る見通しとなっており、残る「おわび」の文言の扱いを調整する。

10年後の80年談話で、15年の安倍談話についてまた考察される機会が来るんだろうなと未来を回想してみる。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です