「首相辞任で局面転換」(07年9月、安倍首相) 政権放棄、健康問題触れず

http://www.nikkei.com/article/DGKKASFS28H1A_Y6A420C1TZJ000/

ウイルス性大腸炎にもかかった。自ら生んだ「ねじれ国会」で国内政局も混迷していた。参院本会議での所信表明演説では集中力が続かず、原稿を3行読み飛ばす失態を演じた。直後、幹事長の麻生太郎に「もう辞めたい」。その夜、夫人の昭恵にも決意を伝えた。

ボロボロの体で臨んだ辞任会見。「今の状況で政策を前に進めるのは困難な状況だ。局面を転換しなければいけない」健康問題には触れなかった。

安倍が生んだ混乱を自民党は立て直せず、同党は野党に転落。安倍は戦犯の烙印をおされる。しかしこの経験を糧とし、安倍は再起を果たした12年12月以降、見違えるほどの安定運営を続ける。

一度すべてを失い地獄を見た人は強い。だからこその安定感と大局観なのだと思いました。