シンゾウとの距離 真夏の人事 菅義偉 同じ風景 いつまで

http://www.nikkei.com/article/DGKKASFS15H2I_V10C16A7PE8000/

軽減税率、同日選、消費増税延期と節目の政治決断で、安倍が菅の意見に沿った判断をする場面が続く。「私たちはやるときは一気にやる。総理と2人で根回ししている」と安倍との一体感を口にする。

「いつか『菅首相』の日も来るんじゃないですか」という声も親しい議員から届く。菅の返事は「全く、考えていませんから」。ただ師事した梶山静六は、かつて官房長官として支えた橋本龍太郎が退陣すると自ら総裁選に出馬した。「キングメーカーをめざすのか、ポスト安倍を見ているのか読めない」(首相周辺)

衆参とも3分の2を握ったことで、安倍は憲法改正を視界にとらえ、外交舞台でも存在感を高める。一方、菅の優先課題はなお「デフレ脱却、そして社会保障」だ。憲法改正には慎重で、おおさか維新の会幹部に「しっかり進めたい」と電話する傍ら公明党幹部には「簡単にはいかない」と伝えるなど慎重なかじ取りに腐心する。総裁任期が残り2年余りとなる中、2人の見る風景がいつまでも同じとは限らない。

この信頼関係はかなり強固だと観ていますが、見ている風景には違いもあることが分かりました。