シンゾウとの距離 真夏の人事 谷垣禎一 「雇われ幹事長」の苦悩

http://www.nikkei.com/article/DGKKASFS16H03_Z10C16A7PP8000/

幹事長に就いて1年10カ月が過ぎた。ハト派の宏池会で育った財政規律派。タカ派で成長重視の安倍と今も政策や肌合いが合わない。持論と異なっても安倍の決断を受け入れ、党内を収めるという苦しい役回り。それでも寝首をかかない安心感は官邸で一定の信頼を得た。

安倍とはビジネスライクな関係のままだ。呼び方は「総理」「幹事長」。副総理兼財務相の麻生や菅を引き合いに出し「総理に近いのは麻生さんと菅さんだ。私は昔から近くはない」と周囲に漏らす。

「総理が右に寄り過ぎないようにするのが幹事長の役割だ」。こう語る谷垣の念頭にあるのは憲法改正。安倍が前のめりになるのを防ぎ、民進党を巻き込み慎重に議論を進める――。安倍が続投を打診する保証もない。党内を収める力がないとみれば切られる。けがの状況も深刻なら大きな変数になる。

色々と言われても、現政権の強さをバランスしている人の一人なのだろうと思いました。怪我の具合は心配です。