敵か友か 対立を超えて

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO19709230W7A800C1EA3000/

「敵はどこにいるか分からない。いないように見えて潜んでいる。敵にやられないためには徹底的に敵をたたきのめす」。安倍首相は周囲にこう漏らしたことがある。岸元首相も『岸信介証言録』で「対立する敵がいなければ駄目だ」と説いている。

警戒感の一端が出たのかもしれない。「こんな人たちに私たちは負けるわけにはいかない」。首相は街頭演説で、ヤジを飛ばす一部の聴衆に言い放った。「こんな人たち」という目に見える「敵」を明示したのはたしかだ。

友との関係では「友情を大事にしすぎる」との批判は消えない。失言した稲田元防衛相をかばい続けたことなどが背景だが、敵への厳しさが目立つあまり友を守るイメージが濃くなる面もある。

敵は徹底的にたたきのめし、友情を大事にする。個人的にはそれくらいの信念であって欲しいです。