その後の朴槿恵氏と韓国

https://r.nikkei.com/article/DGKKZO23853550U7A121C1EA3000

朴前大統領の公判を取材した。逮捕以降、慣れない拘置所生活で腰痛を患い、外部の病院を3回訪れたという。法廷のやりとりには無関心のようで、手元の紙に黙々とペンを走らせていた。勾留期限延長が決まった後は「裁判所への信頼はもう意味がない」と裁判をボイコットした。最近、国が選任した弁護士を含めてすべての面会を拒否していると韓国メディアが伝えた。

文政権下で朴政権期の情報機関のトップらが相次ぎ逮捕されている。政権発足から半年たっても文氏が72%(韓国ギャラップ)の支持率を維持する最大の理由は積弊清算だ。つまり、保守政権で積み重ねられた不公正な慣行を取り除こうという“改革姿勢”が民心をつなぎ留めている。

近現代の韓国を率いた人物の像が憂き目に遭う一方で、従軍慰安婦や日本に徴用された労働者を象徴する像は次々と設置される。文政権に近い大学教授は、日韓間の懸案である慰安婦問題も「70%以上は国内問題」と話す。が、こうした市民団体の振る舞いを韓国政府が黙認し、日本が抗議する連鎖が続き、北朝鮮核危機に直面する東アジアの安全保障に暗い影を落とす。

前政権に対する処罰や冷遇、積弊清算により民心をつなぎ留めるという韓国の体質が残念でなりません。