オバマ氏の広島訪問、焦点に 米国内の世論見極め

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「核兵器なき世界」を提唱し、ノーベル平和賞を受賞したオバマ氏は在任中の広島行きにかねて前向きな姿勢を示してきた。先月にはガテマラー米国務次官がオバマ氏の広島訪問を「ホワイトハウスが検討している」と明言した。

日本政府も唯一の被爆国として「核兵器のない世界に向けた国際的な機運を盛り上げるうえで極めて重要だ」(菅官房長官)と位置付ける。問題は米国内の世論だ。世論調査では原爆投下を「戦争終結を早め、多くの米国の将兵の命を救った」と正当化する回答が60%近くある。

オバマ氏が訪れた場合、米退役軍人を中心に反発する可能性が高い。米大統領選の集票に影響力を持つ退役軍人を敵に回していいかはオバマ氏側近の間でも意見が割れる。これが広島を訪問したいオバマ氏がなかなか決断できない一因となっている。

ケリー氏の平和記念公園訪問では反発は少なかったようで、最終的には決断。米世論も変わってきたのでは。