オバマ氏最後の演説 ゆかりの国内関係者も思い巡らせ

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「オバマケアや同性婚支持など、チェンジを積み重ねた自負とともに、人種問題などのやり残した課題に無念さもにじんだ」。大統領選でオバマ氏やクリントン氏の陣営スタッフとして働いた経験のある明治大の海野教授は、お別れ演説を聞いてそう感じた。

若者の主権者教育に詳しい東洋大の林助教によると、オバマ氏は選挙戦でSNSを活用し、小口献金を募るなどして若者の政治参加を呼び起こした。お別れ演説についても「有権者に対して当事者意識を呼び起こす内容だった。そんな姿勢も米国の若者らの支持を集めたのだろう」と分析する。

核政策は掲げた理想と現実との隔たりは大きかった。日本原水爆被害者団体協議会の田中事務局長は「プラハ演説後も核兵器廃絶の動きはほぼなかった」と嘆く。被爆地広島を訪問したオバマ氏の心中について、「核廃絶を掲げながら変えられなかった悔しさもあったはず」と推しはかる。

様々な側面で功績が伝わってきました。彼の平和への理想は退任後にこそ実行されると思っています。