スー・チー氏、板挟み 世界がロヒンギャ問題批判 国内基盤、軍と世論頼み

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国連の推計によると、バングラデシュに逃れたロヒンギャ難民は41万人を超えた。ラカイン州に住むロヒンギャは、同国の多数派である仏教徒と対立。国籍を持たない不法入国者との位置付けで、治安部隊が国外に追いやろうとしていると指摘されている。

国際社会はミャンマー批判を強めている。国連のグテレス事務総長は一連の迫害が「民族浄化」にあたるとの認識を公言。国際社会の批判が強まる背景には、同国民主化の象徴としてノーベル平和賞も受賞したスー・チー氏が、明確な対策を打ち出さないことへのいら立ちがある。

同氏には政権安定のため国軍に配慮せざるを得ない事情があり、軍はスー・チー氏をけん制する構えを崩さない。混乱が長期化すればアジアの安全保障に影響を与える。一つがイスラム過激派の勢力拡大だ。もう一つはミャンマー民主化への影響だ。事態を放置してスー・チー氏に対する国際社会の支援が薄れれば、軍に対する同氏の発言力が弱まる恐れがある。逆に国際社会に呼応してロヒンギャ支援を強めれば、有権者の支持を失う可能性はぬぐえない。

軍のほうがポジションが上という構造が問題なのでしょうけど、ロヒンギャ問題長引いているので、いよいよ批判が高まっています。