都議選・取材後記 「小池流」支える孫子の兵法

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO18604550X00C17A7TCL000/

「戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり」戦いにおいては、戦わずに敵の兵を屈服させることが最上である、という意味です。今回の選挙で、小池氏は、自民党や民進党の議員たちを「都民ファーストの会」に迎え入れました。もともと選挙の後援会や組織を持っている人たちを引き込むことで、消耗戦に持ち込まずに勝利を得ました。

「凡そ用兵の法は、国を全するを上となし、国を破るはこれに次ぐ」相手の国を打ち破るのではなく、丸ごと手に入れることが最善である。小池氏は、自民党と連携していた公明党を味方に引き入れました。自民党側についていた勢力を丸ごと手に入れたのです。

権謀術数を、彼女はどこで体得したのか。エジプトのカイロ大学留学中だったと私は推測しています。小池氏は以前、私にこう語ったことがあるからです。「日本の政治は戦争と言っても甘いものよ。命を取られることはないのだから」アラブ世界の政治は権謀術数が渦巻いています。政治も文字通り命がけの戦い。それをじっくり観察していたのです。

小池さんと孫子の兵法、興味深いです。カイロ留学の話を踏まえると筋金入りな感じです。