「医療爆買い」切実な事情 日中とも救世主求め

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO10429090Y6A201C1TZD000/

医療を目的とする訪日外国人は急増している。医療滞在ビザの発給件数は4年前の13倍になった。ビザがなくても健診や治療は受けられるため実際はもっと多い。ほとんどが中国人で、わらをもつかむ思いで来日する人もいれば、自国で健康状態を知られぬよう日本に来る要人もいる。治療費は500万~600万円程度かかることが多いという。富裕層が多いが、最近は中間層にも広がっている。

中国人が増えている背景には2つの側面がある。1つは経済成長に医療環境の向上が追いついていない中国の事情だ。もう1つは日本側の変化だ。「医療ツーリズム」を大々的に打ち出したのは09年。しかし「医療の産業化」が前面に出たことで医師会が反発し下火に。「それでもこの2、3年で流れが変わってきた」。メディカル・エクセレンス・ジャパンの北野理事は変化を感じている。地域を挙げた外国人患者の誘致は、愛知県など全国で芽が出始めている。

先んじる病院では華麗な消費が広がる。亀田総合病院には昨年、健康診断を受けるため約200人の中国人が訪れた。VIP向けの待合室には、中国語で書かれた高島屋のカタログが置いてある。プライベートジェットで来日し、空き時間に1億元(約16億円)のマンションを買った人もいたという。

爆買いが医療の分野で起こっていたとは。しかもショッピングレベルでない爆買い。先んじる病院では華麗な消費が広がっているとのこと。