棋士VSソフト電王戦 「1割」の勝利呼び込む

http://www.nikkei.com/article/DGKKASFG27HAG_T00C15A5PE8000/

2番手、六段の永瀬拓矢が指した手は、成れる角を成らずに相手に王手をかける2七角不成。この手がソフトの急所をつく。西海枝昌彦が開発した将棋ソフト「Selene(セレネ)」は不成を認識できないというバグを抱えていたのだ。王手がかかっていると判断できず、セレネは次に攻める手をコンピューター上の盤面で指す。王手放置。初心者のような反則でセレネは敗れた。

出場棋士は対戦するソフトを事前に借り受け、研究を積んだ上で本番に臨んだ。永瀬は700~800局にも上る研究からセレネが飛車と角、歩の不成に対応できないと見抜いた。しかも、ソフト側は提供後、改良はできないルールだ。

現役プロで最も将棋ソフトに詳しいといわれる五段の千田翔太でさえ、特別な対策をせずに電王戦に出場するような強豪ソフトと真っ向から戦った場合で「勝率は7%」と言う。千田は将来を嘱望される若手の一人で、2014年度の公式戦の勝率は7割3分8厘。その千田でさえソフト相手には1割も勝てない。

棋士側が事前に研究していても勝率1割ということで、もう将棋の世界もロボットには勝てないことを認めざるを得ません。


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