高齢者年金、生活苦しく 医療・介護の負担増で赤字拡大

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO13474240Y7A220C1PPD000/

総務省の家計調査(15年)で夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯をみると、1カ月の収入から支出を差し引いた収支は約6万2000円の赤字だった。年間では約75万円に達する。赤字幅は年々拡大し、5年前と比べると約25万円、10年前と比べると約32万円も増えた。

高齢世帯の収入の大半を占める公的年金は減少傾向が続く。厚生年金保険、国民年金の支給額は17年度も減る。「収入は減るが消費はすぐに減らせないという家計の硬直性がうかがえる」とFPの八ツ井氏は話す。高齢者の多くは貯蓄の取り崩しや支出切り詰めで対応せざるを得ないが「医療や介護費はなかなか削れないのが現状」(八ツ井氏)だ。

運用に資金を回すのが難しい高齢世帯は家計防衛の選択肢が少ない。ケアハウスへの入居や物価の安い地方都市への移住を勧める人もいるが、環境の変化には向き不向きもある。子どもたちに余裕があれば、高齢の親世帯の家計や貯蓄の管理にかかわるのも一案だ。無駄な出費の抑制に加えて、高齢者だけだと見逃すこともある国の給付金などのお金の手続きにも対応できるかもしれない。親の健康状態が分かれば、医療費の削減に役立つ可能性もある。

これを見ると医療・介護制度改革は単純でないなと思います。無駄をカットするきめ細かな改革が必要ですね。