ダム撤去清流復活 熊本・球磨川 生物の種類7倍に

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「荒瀬ダム」が建設されたのは1955年。戦後の電力不足を補う水力発電専用ダムとして地域経済の発展に貢献した一方、川の流れが遮断されたことによる水質の悪化が進んだ。撤去運動を長年続けてきた環境カウンセラー、つるさんは「戦前はアユやウナギで生計を立てる漁師が大勢いたが、ダム建設と同時に姿を消した」と話す。

他地域の発電量が増えたことなどに伴い、荒瀬ダムで作られる電力の割合は低下。清流復活を望む住民の声が高まり、県が2010年に撤去を決めた。約90億円をかけた前例のないダムの解体工事は水門の取り壊しから着手。川の本来の流れ「みお筋」が回復した。

水質も改善し、水生昆虫が目に見えて増えた。流量の回復で泥が除かれた河口域の干潟では、シオマネキなどの甲殻類やマテガイが姿を見せるようになった。県荒瀬ダム撤去室が、川底の生き物の種類を数えたところ、69種を確認。工事前のほぼ7倍になっていた。伝統のウナギ漁を再開する漁師も現れた。

水質は悪くなるばかりと思っていましたが、ここ最近は環境保全の取り組みが盛んなので、戻って来ているという話も聞きます。球磨川はモデルですね。