「深い反省」陛下強い思い

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDG15H31_V10C15A8CR8000/

通例からすると、「さきの大戦に対する深い反省」など新たに4カ所の挿入がなされた今年のお言葉は異例である。前日に安倍首相の戦後70年談話が公表され、例年になく追悼式のお言葉が注目されていた。波風を起こさないため、お言葉は定型通りか微修正にする道もあった。しかし、天皇陛下はあえて“大胆な”変更に踏み切られた。

「深い反省」は、日本による戦争が内外に与えた否定的側面を真摯にかつ謙虚に見つめ続けるということだ。一方で陛下は今日の平和と繁栄は「平和の存続を切望する国民の意識に支えられ」てきたものであり、その価値観による戦後70年間を「国民の尊い歩み」との言葉を新たに加えて評価された。

70年を経て、戦前と一線を画し平和国家を志向してきた戦後体制に懐疑的な風潮が出てきた。否定されることへの反発としての過去の肯定と美化。実証を無視した美談調の歴史観が横行し始めて何年になるだろう。天皇陛下に近い人から伝わってくる話では、戦争を知る世代の陛下および親しい歴史家、知識人らの憂いは深いという。

談話と比べると相当に少ない文字数ですが、相当に深いお言葉だと感じました。


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