失望が生むポピュリズム 歴史作家 塩野七生さん ジャパン・ファースト選ばず

https://r.nikkei.com/article/DGKKZO25062700V21C17A2TCR000

「歴史を見てみると、魚は頭から腐る。頭は一番重要で、それが政治。民衆は相当、最後に至るまで健全なんですよ。しかし政治が最初に腐ると、民衆がいかに一生懸命にやっていても国力がどんどん下がってくる。だから政治が機能してくれなきゃ困るんです」

「安倍首相のインドや太平洋の国々との関係強化は大変正しいんですよ。ただキャッチフレーズがお得意じゃないですね。私が安倍さんならば『日本はジャパン・ファーストという行き方はしません』と公言します。そうしたら他の国が、特にヨーロッパが『俺たちもその線で行きたい』と言うかもしれません」

「英国ではサッチャーさんが10年あまり。ブレアさんも10年間。だから小泉さんが首相を辞める時に辞めるなと言ったんです。彼は『疲れた』とか言っていたけど。国民は強大な権力を首相に委託しているわけで、権力を与えられた人間に花道なんてものはない。政治家ってのは使い捨てにされる。日本は政治家を使わないで捨てることばかり考えている。まず使う。委託したんですから倒れるまで使えばいい」

たいへんユニークなお話で新たな視点も得られました。人物像の捉え方も面白いです。もっとお話聞いてみたいですね。