中国根付かぬ寄付文化 一時は高まった機運も、衣類横取りなどで下火に

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中国で一度は機運が高まりかけた寄付文化が根付かない。所得の伸びが続き、経済格差解消への意識が強まった5年ほど前は、着古した衣料品の無償譲渡や難病治療の支援のための寄付が目立ったが、今は熱気が失われつつある。原因は盗難や詐欺を疑わせる行為が相次いだり、必要とする人たちに善意が届かないミスマッチだったり。道は険しいようだ。

食べ物の取り組みも軌道に乗っていない。市内に「免費(無料)食品」と書かれた冷蔵庫が設置され、中の弁当は無料で提供されているが、昨年12月上旬に訪れると、昼時にもかかわらず見向きもされずに残っていた。

詐欺とも受け取れる行為が明るみに出たことも人々を寄付から遠ざけている。ある男性が白血病の娘の治療に20万元を費やし、金銭的な困窮を訴えた。微信を通じて男性の声は広がり、1週間ほどで200万元超が集まった。しかし男性は3軒の不動産を所有していることが判明。男性は謝罪に追い込まれた。ネット世界が炎上すればするほど、寄付活動が冷え込む悪循環を生んだ。

品格という点を考えさせられますが。宗教観もあるでしょうし、アメリカのようにはいかないと思います。