増える「超高齢出産」 卵子提供 ルール未整備

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO12933870V10C17A2TZD000/

日本では卵子提供を規制する法律はない。ただ、多くの医療機関は慎重で、ほとんどの人が海外で卵子提供を受け、日本に戻り出産している。今の40~50代は1986年の男女雇用機会均等法の施行前後に社会に出た。「仕事との両立が難しく、最近まで結婚や出産の機会に恵まれなかった人が多い」とIFCの川田社長は話す。

子どもを望む女性たちが切実な思いを抱える一方で、卵子を提供する若い女性たちは経済的な事情が背中を押す。「謝礼金目的の人がいるのは事実」。卵子提供を仲介するある業者はこう明かす。その上で「拘束期間や身体的な負担を考えると決して金銭的なメリットは大きくない」と説明する。にもかかわらず、最近は日本在住の女性からの提供が増えているという。

生まれてくる子どもの権利は見過ごされている。早稲田大学の棚村教授は「先進国では子どもが自分のルーツを知る権利が尊重され、卵子提供で生まれた子が遺伝上の親を知ることができるように法整備が進んでいる」と話す。卵子提供を巡っては、出産した女性を「母」と定める民法特例法案を自民党の部会が了承したが、法案は国会に提出されていない。つまり日本では卵子提供で生まれた子の母が誰かという法律上の親子関係すら「不安定なまま」(棚村教授)だ。

何とも言いようのない現実です。海外で卵子提供を受けると多胎妊娠をする確率が高いのはなぜか気になりました。