今どき20代 将来に不安 堅実消費、思い出は大事に

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO11389720W7A100C1TCL000/

総務省の「全国消費実態調査」を基に、働いている25歳未満の世帯主に絞って消費支出を分析してもらった。物価の変動を除いた実質値で比べると、1989年を100とした場合、2014年は約63となった。さらに、収入のうち使えるお金から消費に回すお金の割合を示す指標「消費性向」は、89年が約89%で14年は約75%。こちらも大幅に低下していた。

この傾向は世代別にみても、特に20代にみられる変化だという。貯蓄率が高くなり、自動車などの高額品を所有したいとは思わなくなっている消費者層にあたるという。その背景には「バブル崩壊前と比べて同じ20代の時の賃金環境が悪くなってしまい、明るい将来を見通せず、人生に備える意識が強まっているからではないか」と日本総合研究所の下田さんさんは分析する。

そんな現実派の若者たちの消費をみると、旅行や食事など個人的な経験をSNSを通じて伝え合ったり、日々のコミュニケーションを交わしたりするライフスタイルを楽しんでいる。また、大好きな映画やテレビ番組の舞台を巡る“聖地巡礼”のような社会現象を生みだし、ハロウィーンのようなイベントに積極的に参加して新市場のけん引役となりつつある。

20代の消費スタイルや価値観がよく分かります。この世代の潜在ニーズを捉えるようなサービスを作りたいです。