引き算の世界 公務員、ハコモノ削減説く 破綻の警鐘 「敵増えた」

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO99680290V10C16A4CR8000/

志村さんが役所に入った1987年はバブル経済のピーク。ハコモノ行政が幅をきかせていた。いかに多くの予算を獲得し、豪華な施設を建てるかが、行政マンの腕の見せどころだった。志村さん自身、「かつては『施設を増やすことが市民サービス』と思っていた」。

高度成長期以降に自治体が競って建てた市民ホールや公民館などが今、一斉に朽ち始めた。総務省の調査では、築30年を過ぎた老朽公共施設は全国で4割を超す。一方、日本の人口は下降線をたどり始めた。負の遺産が人々の生活を直撃する。

公共政策に詳しい根本東洋大教授は「省インフラは社会の前提条件だ。子供や孫までの持続可能性を考えて行政も市民も取り組むべきだ」と訴える。

バブル期の負の遺産に、ハコモノ投資さえなければ、とどの自治体も苦慮しているそうです。