育児参加は財産? 第2子・長寿の恩恵 詩人・社会学者 水無田気流

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO96362160R20C16A1TY5000/

子どもが小さい時期の育児は、生き死にに関わる重労働だ。このとき、夫が「戦友」になり得たかどうかは、その後の妻の感情の記憶に大きく関わる。文句を言うだけの夫や、怒るだけの夫は、妻の心中では家族のメンバーではなく、単なるクレーマーになっている。そのときの夫への不信感は妻の中で巨額の負債となるので、機会があるごとに叔母のように怒りが噴出するのだろう。

夫が家族のメンバーとして子育ての責任を果たせば、それは負債どころか大きな財産となる。たとえば少子化に特効薬はないと言われるが、特筆すべき統計結果がある。それは、「夫の家事・育児参加」だ。統計によると、休日「家事・育児時間なし」の夫では10年後に第2子以降出生率は1割だが、「6時間以上」の夫では8割になる。長じて離婚率を下げる効果も期待できる。男性の家事育児参加は、家族のみならず男性当人にも利益が大きく、少子化対策にも効果が高い。

感情の記憶の話が面白い。統計を見ても効果てきめん。やはりこの市場は面白そうです。