ネット社会に潜むリスク 真偽見極める判断力を

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO18041450T20C17A6TCL000/

大統領選挙中、トランプ氏に有利と思われるフェイクニュースがネットを駆け巡りました。誰かの意図的な情報操作が、人々の世論に影響を及ぼす時代が来てしまったのでしょう。一部の人々の金もうけの手段にもなってしまいました。

英オックスフォード英語辞典が選出した2016年を象徴することばは、「ポスト・トゥルース」。直訳すれば「脱・真実」といった意味になるでしょうか。つまり、情報が事実かどうかよりも、情報の受け手の感情や信念を動かす情報の方が、世論を形づくるうえで重要な役割を持っている時代。そんな時代の変化を象徴するキーワードです。

ネット社会には、大量の情報を無条件に受け入れるリスクがあることも知っておく必要があるのです。漫然とスマホの画面を眺めているのではなく、時には「どうしてなのか」「本当なのか」と疑うことも大切です。ネットでは、自分がほしい情報が集まる傾向がありますから、反対意見や批判的な指摘にも目を向ける経験をしてみる必要があるのではないでしょうか。

「情報が事実かどうかよりも、情報の受け手の感情や信念を動かす情報が重要な役割を持っている時代」。