タンス預金が止まらない 3年で3割増、43兆円 富裕層、現金志向強める

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日銀はマイナス金利政策による預金金利の低下が一因と分析するが、金利はすでにないようなもの。現金の保管コストは決して安くない。自宅のセキュリティーにかかる費用まで含めると、さらに膨らむ。

「実は現金を自宅に置き始めているんですよね」。都内の税理士事務所では昨夏以降、こう打ち明ける顧客が相次ぎ3人現れた。気にしているのは徴税当局による包囲網だ。大きなきっかけが、昨年からの「財産債務調書」の提出の義務付けだ。16年の確定申告から3億円以上の財産を持つ人などは、資産の内訳を明記した調書の提出が必要になった。調書は相続税をかける際の参考資料となる。

第一生命経済研究所の熊野首席エコノミストは「富裕層の動向がタンス預金が増える一因」と指摘。「将来の増税や思わぬ監視強化など、警戒心の根っこにあるのは日本の財政への不安だ」と解説する。そこが解消されない限り、対策を講じても海外流出も含め富裕層の資産防衛は防げないという。

3年間で3割強も増えたというので驚き。根底にはやはり財政への不安があるとのこと。海外はキャッシュレス化に向かう傾向が鮮明。