ロヒンギャ族の悲劇 差別・圧迫で大量の難民 ミャンマー政府、選挙にらみ対立あおる?

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM12H32_V10C15A6EA1000/

2012年夏、ミャンマー西部ラカイン州で多数派仏教徒とロヒンギャが衝突、200人以上が死亡した。政府は衝突回避を口実にロヒンギャを郊外に隔離し、彼らに対する差別と経済的な困難が一気に強まった。多くは国籍を持つことも許されず、移動や仕事を選ぶ自由が大きく制限されている。生活は国際人権団体の支援に大きく依存。数千人もの人々が、財産と生命を賭してでも国外に逃れたいと考えたのも無理はない。

政府は、むしろ対立をあおるような政策を打ち出している。出生率が高い地域の女性に出産の間隔を3年以上空けることを求める産児制限法が成立。ミャンマーの出生率は東南アジア平均を下回り人口増加はむしろ鈍化しているだけに、多産の傾向が強い国内イスラム教徒を標的にしているのは明らかだ。国際人権団体は「差別を助長する」と批判する。「背景には秋に迫った民主化後初の総選挙がある」と関係筋は明かす。選挙では、与党のUSDP、アウン・サン・スー・チー氏率いるNLDの双方にとって、人口の9割を占める仏教徒の支持が不可欠だ。

ミャンマーの宗教対立は歴史的な根深さを持つ。第2次世界大戦中、英国は日本軍に協力する仏教徒に対抗しロヒンギャを部隊として組織。両者が銃火を交えた。軍事政権下では弾圧を逃れ10万人以上のイスラム教徒がバングラデシュに流出したという。今回の難民の大量発生は繰り返されてきた悲劇の一ページにすぎない。

対戦当時からロヒンギャは悲劇に巻き込まれてきたことを知りました。当事国が選挙対策で冷徹なので、国際社会が手を差し伸べないと。


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