米英の「まさか」世界を揺らす 米次期大統領トランプ氏 リベラルに反発、分断あらわ

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO11232920Z21C16A2M12200/

クリントン氏の誤算は「女性初の大統領」への抵抗が強かったことだ。トランプ氏の男性の得票率は53%に達した一方、女性のクリントン氏への投票は伸びなかった。白人労働者の票を掘り起こしたこともトランプ氏の勝利につながった。この層は普段は投票に行かない人も多いとみられていたが、移民やTPP批判など、労働者層の不満を代弁したトランプ氏に共鳴して動いた。

SNSで飛び交った偽ニュースの影響も大きかった。米主要テレビ・新聞がトランプ氏批判のニュース一色だったなかで、トランプ支持層は主要メディアを支配階級とみなし、信用しなかった。

逆に支持を集めたのが、極右的な思想を標榜するネットニュースだ。白人至上主義を公然と唱える。オバマ大統領の任期中に進んだ米国社会のリベラル化への反発は強かったようだ。

オルトライト(ネット右翼)やポリティカル・コレクトネス(政治的な適切さ)といったキーワードが印象的でした。