正義のハッカー育成 ウイルス作り敵を知る

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO87794050X00C15A6CC1000/

政府機関や企業へのサイバー攻撃が増えているのに対し、セキュリティーを担う人材不足は深刻化している。情報処理推進機構の推計によると、国内では約8万人の技術者が足りない。次世代の人材育成に取り組む竹迫の危機意識は強い。「スマートメーターやネット家電など通信回線につながる機器の開発が進む一方で、日本はセキュリティーの研究や人材育成が遅れている」

セキュリティーを担う人材育成があまり進まなかった一因は、本来は技術に精通した人を指す「ハッカー」が、犯罪行為を行う「クラッカー」と混同されてきたためだ。SECCON実行委員長を務める竹迫は「クラッカーから組織を守る正義のハッカー、『ホワイトハッカー』を育成しなければならない」と強調する。

米国では「CTF(キャプチャー・ザ・フラッグ)」と呼ばれる大会が盛んだった。主催者側が用意したサーバーの支配権を各チームが争う。サーバーへの攻撃が成功したチームは他チームからの攻撃を防御するプログラムを組み上げる。日本でも始めようと、ハッカー仲間とCTFの立ち上げを計画したが、「攻撃を教えるのは危険」と批判を浴びスポンサー集めは難航した。潮目が変わったのは、09年以降に政府機関などにウイルスを仕込んだメールが相次いで届いた事件。海外の対策ソフトでは防ぎきれず、国産技術の開発と人材育成が求められた。

なるほど、日本でホワイトハッカーが不足しているのは、ハッカーがクラッカーと混同されてきたり、「攻撃」の視点が弱い文化的なところもあるようです。


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