「ワーク・シフト」 暗い未来を変える 新しい能力獲得が不可欠

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO15071490X00C17A4TJ1000/

ロンドンの多国籍企業に勤めるビジネスマンは「いつも時間に追われ続ける未来」を、カイロのフリーランスのプログラマーは「孤独にさいなまれる未来」を体現する架空の人物として描かれています。先進国に住みながらも急速にグローバル化する人材市場から取り残され新たな下層階級の一員になってしまった米国の若者は、「繁栄から締め出された新しい貧困層」の象徴として描かれています。

一昔前なら、PTAの役員をしたり、地元の教会で歌を歌ったり、地域のコミュニティーに深く関わることで個人の社会的地位はそれほど問題ではなかったかもしれません。緊密なコミュニティーではさまざまな社会的地位の人たちがごく自然に交ざり合っていたからです。しかし、見知らぬ者同士の関係では個人を特徴づけるに当たり社会的地位・評価が果たす役割が大きくなるのです。

著者は、「暗い未来を避けるために私たちが取れる行動はあるのか? 暗い未来のシナリオを書き換えるためにはさまざまなことを試し、対抗策を取ること、そして厳しい選択をおこない、新しい能力を身につけることが不可欠だ」と記しています。

どのような国・地域・働き方でも暗い未来が描かれています。どのような能力を身につければよいかの見極めが大事ですね。