アパレル再生、在庫改革に活路 カート・サーモン マネジング・ディレクター 河合拓

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO15446280Y7A410C1KE8000/

アパレルや流通のコンサルタントとして提言したいのは、抜本的な「在庫の極小化」だ。在庫極小化とはつまり、注文を受けてからの生産だ。余剰在庫による値引きや商品廃棄などの償却コストは、企業の損益計算書の「原価」費目の30%近くを占めるといわれる。物流費の約5%、人件費の約10~15%と比べ、収益に与える影響ははるかに大きい。在庫をゼロに近づけることができれば理論的には30%が企業の利益になり、商品を値下げすることもできる。

生産期間を長くしている要因は工場でなく、アパレル企業側の会議、意思決定プロセス、仕様作成スキルだ。企業の縦割り組織のほか、責任と仕事の範囲の割り振りが不十分なことなどが原因だ。

これらの課題を解決するには、各企業内での改革にとどまらず、多くの生産拠点があるアジア全域を巻き込んだサプライチェーンマネジメントが必要だ。日本にも規格はあるが、完成品が対象で生産には応用できない。政府など第三者機関が音頭を取り、官民一体となって生産からの統一基準化を進め、デジタル化の下地を作るべきだろう。

ファストリの戦略が正しいのだろうと捉えましたし、日本のサプライチェーンマネジメント構築におけるファストリの役割が大きいように思いました。


バルコス、タイ進出 バッグ製造販売 現地大手アパレルと提携

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO14525810W7A320C1TJE000/

バルコスのバッグはユニークなデザインが特徴で、日本の大手百貨店なども取り扱っている。タイではバルコスが商品や店舗運営ノウハウを提供し、LMEが店の運営を担う。

LMEグループはタイ国内で直営店など600以上の店を展開する大手アパレルグループだ。女性向けカジュアル衣料など独自ブランドを展開するほか、アシックスのシューズブランド「オニツカタイガー」のタイ国内での販売も手掛ける。

ハナアフは13年、イタリアの国際見本市で受賞し注目された。米高級百貨店ニーマン・マーカスのグループ店なども取り扱っている。

鳥取発のバッグブランドということで興味を持ちました。最初は卸売りからスタートしたそうで、変遷も興味深いです。


アパレル「暮らし」売る ストライプ、旗艦店にホテル 丸ごと提案、欧米でも

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ストライプインターナショナルは、渋谷にホテルを併設する旗艦店を出すと発表した。客室で雑貨を含む自社商品を幅広く扱い、集客力を上げる。取り扱うブランドは家族向けの「KOE」。

ストライプインターは、20年以降にKOEで欧米に進出する方針。石川社長は「ホテル併設型を海外でも出店する。ニューヨーク、パリ、ロンドンなどが候補だ」と語る。渋谷の一等地にあえて全国20店舗に満たないKOEの拠点を置くのは、訪日外国人客を呼び込み、欧米進出の勝算を占う場にする狙いもある。

石川社長は「衣料品はレッドオーシャンだ」と指摘する。規模で劣る中で世界で勝負するには違う流儀が必要。その切り口が「暮らし」というわけだ。ここに照準を合わせるのはストライプインターだけではない。アダストリアは、「ワイアードカフェ」で知られるカフェ・カンパニーと共同出資会社を設立。カフェと衣料を融合した出店を急ぐ。

向いてる方向が衣料品ではなく雑貨というのが面白い。MIXでユニークな商品がたくさん出てきそうです。


セレクトショップ 苦境 ユナイテッドアローズ、3期連続営業減益へ 流行先取り、関心薄く

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO09187680U6A101C1TI5000/

ファストファッションは縫製工場と密接な関係を築き、その時々の季節や気候にあう商品をタイムリーに売り出す。これが今の消費動向にピタリと合っている。セレクトショップは時間をかけて商品を探し、調達するので機動力を欠く。流行を先取りしたい消費者が減り、先々の季節の新モデルを提案する強みを生かしにくくなっている。

価格競争力も劣勢だ。競合セレクトショップに対抗するために自主企画商品を増やしたが、ユニクロなどと違いが分かりにくくなる副作用も出ている。

ネット通販への顧客流出も目立ってきた。セレクトショップの「目利き力」や「提案力」をネット通販が肩代わりし始めたのだ。消費者はセレクトショップに行かなくても自分に合う商品を見つけられるようになった。

営業利益が前年同期比53%減。アパレル業界は完全に転機に来てますね。セレクトショップが元気ないのは肌感覚としてもあります。