アマゾン、自社で効率配送 物流、逆風にもひるまず 提携先の倉庫活用

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO15473150Y7A410C1TI1000/

アマゾンの通常のネット通販では、商品の多くを自社の倉庫からヤマト運輸などの宅配便で配送している。プライムナウの場合、商品の配達にアマゾンが契約した物流会社の専用車を利用。これまではアマゾンが自社で仕入れた商品を専用の倉庫から配達していたが、今後は専用車が提携先の店舗に立ち寄って商品を引き取り、購入者に届ける仕組みを加える。

化粧品や総菜など少量多品種の商品を短時間で運ぶには大規模な倉庫が必要だが、倉庫を確保しにくい都市部でも店舗の商品を販売することですぐに届けられる。まずは提携先の店舗が近くにある東京23区、神奈川県、千葉県の一部地域でサービスを始める。

2500円以上の買い物で利用でき、会費のほかに最大1430円の送料がかかるが、条件によって無料になる。注文時に当日か翌日の配送時間を2時間単位で指定可能。一部の商品は注文から1時間で届ける。

ヤマト撤退でサービスの縮小かと思いきや、すぐにこういう仕組みを構築するのですから大したものだと思います。


CCC、商業施設で集客狙う 徳間書店買収を発表

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO14329710R20C17A3TI5000/

総合メディア企業として映像や音楽事業などに事業の多角化を進めてきた。ただ多角化路線は行き詰まり、映画事業やジブリを分離。ジブリが製作したアニメ関連書籍を手掛けるものの、2000年に約220億円あった年間売上高は16年3月期に80億円まで落ち込んでいる。

CCCは全国812店で年1300億円超の出版物を販売する書店最大手の顔も持つ。最近は書店を核とした商業施設「T―SITE」や書店と家電を組み合わせた「蔦屋家電」なども運営している。徳間書店が持つコンテンツ制作力を商業施設の売り場作りに生かし、集客力に磨きをかける。

出版市場の縮小は出版社のみならず、取次や書店を巻き込んだ再編につながっている。ECの広がりが再編を促す。アマゾンジャパンが出版社との直接取引を本格化したのはその象徴だ。

出版社、取次、書店の再編がECの広がりを持って進んでいます。徳間書店はレームダック状態だったようですね。


きしむ現場 「もう限界です」 15時間労働、昼休みなし

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO13799660Y7A300C1EA1000/

ヤマトが取り扱う荷物の9割が法人発のもの。なかでもネット通販の荷物が急増している。2016年に配達した国内の宅配便は前年比6.4%増。アマゾンがサービスを始めた00年の5割増だ。一方でトラック運転手の16年の有効求人倍率は前年比0.27ポイント上昇の2.33倍。増えるサービスに雇用が追いつかないダブルパンチに見舞われる。

神奈川県藤沢市のヤマトの集配拠点に、佐川急便や日本郵便など競合の荷物が目に付く。運送会社の枠を超えて集約し、ヤマトが一括配送する。パナソニックは、福井県あわら市で実施した宅配ボックスの実証実験の結果の中間報告をまとめた。共働き世帯に設置したところ再配達の発生率を6分の1に減らせた。

共同配送や宅配ボックスの整備は配送量抑制に一定の効果はあるものの、増え続けるネット通販に対しては「焼け石に水」との見方もある。日本の物販市場全体に占めるネット通販の割合はまだ約5%にすぎない。先行する中国並みの12%程度まで伸びれば、国内の38億個の荷物は90億個を超える。人手不足の現状ではインフラの破綻は避けられない。

現状でAmazonが値上げを受け入れなければ株価が下がったりということがあるかもと思いました。


小売店に脅威のボタン アマゾン小型端末、日本で発売 日用品発注、押すだけで

9695999993819688e2e79be0868de2e7e3e0e0e2e3e4869be3e2e2e2-dskkzo1032182005122016ti1000-pb1-2

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ05I2T_V01C16A2TI1000/

サービス開始時点で食品・日用品の著名ブランド40種類が参加、それぞれに対応したボタンを発売した。対象顧客はアマゾンの「プライム会員」。通販サイトから税込み500円でボタンを購入するが、商品の初回購入時に同額が差し引かれるため実質的に無料となる。配送料も無料。

米国ではボタンを通じた注文が過去1年で5倍に増加した。サービス開始時に18種類だったブランド数は現在、200種類以上に拡大。米ピーツ・コーヒー・アンド・ティーはアマゾンで販売するコーヒーのうち、今ではボタンによる注文が半分以上を占める。

消費行動を変える可能性を秘める新サービスは、スーパーやドラッグストアなど小売店にとって脅威となり得る。食品や日用品をアマゾンに握られると、店舗へ来る客が減少しかねない。また小口の注文の増加が予想されることから、運送会社の負担増につながる可能性もある。

これは凄い。確かに驚異でAmazonにしかできないサービスかもしれません。米国での実績も爆発力を物語っています。


消費の軸は「体験」「ネット」 個人間の取引も存在感

9695999993819596e3e09ae6888de3e0e3e2e0e2e3e49793e0e2e2e2-dskkzo0829107013102016ea2000-pb1-2

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGD12H4Z_S6A011C1EA2000/

ホテルニューオータニでは今夏、夜間にライトアップしたプールが人気を呼んだ。音楽ライブやミュージカルなど舞台パフォーマンスに足を運ぶ人も増えている。「野外フェス」などが人気だ。スポーツ観戦でも「体験」のニーズは強い。NPBによると16年の公式戦入場者数はセ・リーグが前年比3%増の1384万人、パ・リーグが4%増の1113万人とともに過去最高を記録。

インターネットを使った通販の拡大も見逃せない。アマゾンジャパンの15年の売上高は約1兆円と、高島屋を初めて上回った。スタートトゥデイの衣料品ネット通販サイト「ゾゾタウン」は4~6月の商品取扱高が403億円と4割増えた。

メルカリは年間の取扱高が約1200億円に達する。売り手に気軽に質問できるなど使い勝手のよさで若者や主婦層の人気をつかんだ。既存の小売り大手が苦戦する一方で、消費の構造変化をとらえた新興企業が勢力を伸ばしている。

どのようなビジネスでも体験とネットをミックスさせるアイデアが必要だと思います。マーケット感覚が一層重要ですね。


明朗お布施 仏教界に波紋 進む寺離れ、重い課題

96959999889DE2E7EAE2E4E1E4E2E2EAE2EAE0E2E3E4868896E2E2E2-DSKKZO0586273009082016TZD000-PB1-1

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO05806360Y6A800C1TZD000/

「なんでも商売にしてもうけるのは安易な世俗主義だ。節度がなさ過ぎる」。全日仏理事長を務める石上総長は、こう憤る。問題の発端はアマゾンジャパンが「お坊さん便」の取り扱いを始めたことだ。法事や法要に僧侶を定額3万5000円で紹介する。利用が広がる背景には、菩提寺と檀家の関係が薄れていることがある。

おぼうさんどっとこむは04年、価格を明示し僧侶を紹介する事業を始めた。林代表は寺の出身で僧侶の資格を持つ。友人が父親の葬儀で法外なお布施を要求された話を聞き「このままでは日本の仏教がすたれる」と実家を継がずに起業した。すでに会員は約3万人に達する。

日本消費者協会によると、日本人が葬儀にかける平均費用は13年時点で188万9000円とピーク時(03年)から2割減った。国民生活センターに寄せられた葬儀サービス関連の相談は過去10年で2.4倍になった。同センターは「介護費用の負担増などで経済的な余裕がなくなり、消費者の視線がシビアになっているのではないか」とみる。

菩提寺と檀家の在り方をバージョンアップさせる必要があるかと。全日仏は保守的すぎますね。質を磨けば差別化できるはずです。


アマゾン定額読み放題 講談社・小学館が参加 書籍やコミック中心 5~6万冊、月980円で

96959999889DE2E6EAE5E0E1E3E2E3E6E2E5E0E2E3E4869BE7E2E2E2-DSKKZO0487232014072016TI5000-PB1-1

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO04872310U6A710C1TI5000/

日本での書籍やコミックの読み放題サービスとしては、2万5千冊以上を提供している「ヤフーブックストア読み放題」などが先行する。ただ、提供作品に新作や人気作は少なく、思ったほどには普及が進んでいない。

アマゾンは既存サービスと違いを出すためにも、新作や人気作の提供に力を入れる見通し。一般的な読み放題サービスは読まれた回数に応じて各出版社に利用料を分配する。しかし、今回は一部の人気作品などについて様々な条件はあるものの通常の電子書籍販売で支払うのと同程度の金額を出版社に払うようだ。

ユーザーとしてはやはり読みたい本があるかどうかが気になります。Audibleはいまいちのラインナップでした。


イタリアの職人制作製品 アマゾン、日本で販売 1万点超

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ10HH7_Q6A610C1TI5000/

アマゾンジャパンはイタリアの職人が制作した商品を販売するECサイト「メイド・イン・イタリー・ストア」を開設したと発表した。衣料品や小物、陶磁器など30ブランドの約1万2000点をイタリアから取り寄せる。

アマゾンがイタリア専門サイトを設けるのは、イタリア、英国、米国、ドイツに続き5カ国目。大手有名ブランドではなく、イタリアの職人やアトリエが制作する個性の強い商品を対象とする。工芸品の制作風景を伝える動画も提供し、商品のイメージを伝える。

アマゾンは物流の効率化やサイトの日本語への翻訳などを支援する。同社は世界展開する強みを生かし、海外で商品を販売する越境ECの展開を加速している。

それだけ需要があるんでしょうか。各国アマゾンでMade In Japan Storeの展開もあれば良いですが。


個人消費伸ばすには 便利さ追究顧客に響く アマゾンジャパン社長 ジャスパー・チャン氏

96959999889DE2E2E2E6E0E4EBE2E0E6E2E6E0E2E3E49C9CE3E2E2E2-DSKKZO0004270024042016NN1000-PN1-5

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO00042690U6A420C1NN1000/

「日用品や食品を必要な分だけ箱詰めしてまとめ買いできるサービスが伸びている。ハイエンドでも化粧品などの美容分野、ワインなどの販売が好調だ。ワインは電話でソムリエに相談できる無料サービスが特徴といえる」

「先進国の日本はお金の使い道の選択肢が多い。商品を見つけやすい、買いやすいといったイノベーションがないと顧客に選ばれない。3年半前に始めた電子書籍は当初の5万から43万タイトルに増やし、販売が伸びている。紙の書籍も引き続き売れ行きはいい。価値を認めれば顧客はより多く買う」

「目立つのは牛乳、ヨーグルト、卵といった生鮮食料品だ。日付が変わり発売日になったとたん、深夜にゲームソフトを手に入れる顧客もいる。『即刻ほしい』というニーズだ。どんな使い方ができるか、顧客とともに学んでいる」

どんな商品がどのように売れているのか、アマゾンの消費動向はかなり参考になります。


アマゾン、音楽「0円」呼び水に 有料会員向け聴き放題 赤字覚悟、通販の裾野拡大

9695999993819688E3EA9A859F8DE3EAE3E3E0E2E3E7869BE3E2E2E2-DSKKZO9415845018112015TI1000-PB1-2

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ18HWM_Y5A111C1TI1000/

会員数を増やすことが競争の激しいネット通販市場で顧客を囲い込む有力な手法だ。今回、会費を変えずに音楽サービスを追加したが、それ自体は著作権料などのコストが発生し、採算を合わせるのは難しいとみられる。あくまで会員を獲得するためのエサなのだ。

ネット通販では顧客がサイトに長く滞在するほど購入確率を高められる。会員が音楽を聴いている時は、アマゾンの通販サイトが開きっぱなしになる。1曲あたり数分間、お薦め商品や会員の好みに応じた商品を画面上で売り込み続けられる。

先に見据えるのが顧客ビッグデータの構築だ。購買情報だけでなく音楽や動画の好みまでわかるようになれば、ビッグデータはより磨き上げられていく。顧客第一主義とイノベーションが信条のジェフ・ベゾス氏。目先の利益より長期的な視点で顧客獲得を優先する手法は、日本のネット通販大手と一線を画す。

立て続けに今日、Prime Nowも開始。かなり攻めてます。プライム会員のメリットが格段に大きくなりました。