Uアローズ、株価戻り鈍く 時価総額1000億円割れ ネット通販、店舗を補えず

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO19690930U7A800C1DTD000/

ここに来てネット通販の伸びが店舗の落ち込みを吸収できなくなっている。7月の既存店売上高は前年同月比0.2%減と10カ月ぶりに減少した。ネット通販は15.6%増だったが、店舗が3.6%減少したためだ。

Uアローズのネット販売を支えるのはゾゾタウンだ。ネット通販の売上高の6割を占める。足元では、ゾゾタウンの成長で新規に参入した他ブランドとの競争も厳しくなってきた。「ネット通販は単純な価格勝負になりやすい。Uアローズも価格競争に巻き込まれるリスクがある」(外資系アナリスト)との指摘もある。

株価がさえない一因には、アパレル各社が大規模なリストラに取り組む中、Uアローズが出遅れているとの市場の見方がある。時価総額が1兆円を超えるまでに成長したスタートトゥに対し、じり貧のUアローズ。今後の成長力を示さなければアパレルの優良企業と言われてきたUアローズの株価が本格的に出直るのは難しい。

単に品質だけでは生き残れないですね。デザインと価格のバランスなどファストファッションから学ぶことも多いかと。


ゾゾタウン、PB商品投入 製造・販売まで一貫 在庫抱える「持つ経営」へ

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ02HWE_S7A800C1TI1000/

ゾゾタウンに出店するアパレル各社も自前のネット販売を強化しており、将来はスタートトゥデイの手数料収入が減る懸念は残る。SPAの手法を取り入れ、ネット通販にない商材をそろえて優位性を保つ。

衣料品はデザインなどが同質化し、価格競争にも陥っている。スタートトゥデイは昨年6月、ニュージーランドで衣料品に適した伸縮性のあるセンサーを開発するスタートアップ企業に出資。IoTを取り入れたスマート衣料などの開発につなげ、競合他社との違いを打ち出す。

革命的なものになるそうで楽しみです。スマート衣料的な側面はやはり盛り込まれるんじゃないでしょうか。


アパレル、根深いセール病 1カ月繰り下げ、ルミネが一石も… 値引き効果薄く、利益率低下

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO19255700V20C17A7EA1000/

毎夏恒例のバーゲンセールにルミネが一石を投じた。開始時期を他社より約1カ月遅らせ、定価販売を衣料品ブランドに促した。全館挙げてのセールは集客効果が高いことから、アパレルの多くは商業施設の求めに応じるのが通例。だが7月上旬、ルミネ有楽町を訪ねると「限定プライス」などをうたいほぼ全店が2~4割値引きしていた。あるアパレル幹部は「他店への配慮もありルミネだけ違う価格を提示するのは難しい」と打ち明ける。

アパレル会社の健全性を示す指標に、定価販売率がある。従来は70%が目標だったが、カート・サーモンの河合マネジング・ディレクターは「今は4割にも達さない」と指摘する。収益が落ちてもなおアパレルはセールの集客効果に頼り、店舗では値引き分をあらかじめ上乗せする例もある。

オンワードホールディングスは今春、ネット通販の専用商品を発売した。同社の最安価格帯で提供し、値引きは原則しない。「セール値下げを前提とした値付けをしない」(関係者)ため。ネット通販に比して店舗商品の割高感は解消されないままだ。ルミネがアパレルに突き付けたのは、こうした対応の見直しに他ならない。アパレルも表向き「あるべき姿だ」(ジュンの佐々木社長)と歓迎するが、実態はセール依存から抜け出せない。

百貨店のアパレルは取り残されている感があります。特に地方など閑散としているイメージしかありません。


アパレル各社、物流増強 ネット通販拡大で効率化 アーバンリサーチ、最大拠点に集約 オンワード、仕分けを自動化

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アーバンリサーチは2018年6月、同社最大規模となる物流拠点を大阪府で稼働する。最大の既存拠点と比べ約2.7倍の大きさで、現在の6拠点から2~3年後をメドに3拠点に集約する。輸送や人員を効率化して年数億円のコスト削減をめざす。

オンワードホールディングスは19年度をめどに物流拠点を新設する。オンワード樫山で、現在は支店ごとに10カ所以上ある倉庫を3カ所程度に集約。1カ所の主要拠点から直接店舗に送れるようにすることで賃料や人件費を抑える。新拠点では在庫の仕分け作業を自動化する。

経済産業省によると、16年のEC市場は15兆円を超え、ここ5年でほぼ倍増した。規模拡大に伴いスタートトゥデイなども物流倉庫を拡大している。一方で物流費は高騰している。アパレル各社は物流を効率化し収益改善を急ぐ。

基本的に集約した方がコストを下げられるということですね。物流費高騰も背景にあります。


アパレル5社のネット通販、売り上げ4年で2倍 合計でも「ゾゾタウン」の3分の1

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO16490110W7A510C1TJ1000/

日本百貨店協会によると、アパレル各社の主要販路である百貨店の衣料品売上高はで17カ月連続で前年比マイナス。実店舗の集客力が弱まるなか、ECは頼みの綱だ。

アパレル各社のEC売上高は伸びているものの、専用サイトに比べると出遅れ感も否めない。ゾゾタウンは04年にサービスを始め、取扱額は16年度に2120億円に達した。販売を委託するアパレル各社の商品の売り上げも含まれるとはいえ、5社の合計の3倍以上だ。

アパレル関係者からは「ECが伸びると店頭の販売員のモチベーションが下がる」「卸先の百貨店との利害関係が合わない」などの声もある。ただ、ゾゾやアマゾンなど他の通販サイトがファッションに参入するなか、EC向けの対策は急務だ。

関係者の懸念はそこで思考停止になっていては衰退するのみだと思います。ユニークな商品・サービスが必要かと。


好調ゾゾタウン 次の一手見えず 年間取扱額 大手アパレル規模に

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ28IR9_Y7A420C1TJ2000/

取扱額は2120億円と5年前の2.6倍に膨らんだ。これは最大手オンワードHDの売上高に匹敵。営業利益は前年比48%増の262億円で、07年の上場以来10期連続で過去最高を更新した。利益では三越伊勢丹ホールディングスなど大手百貨店を上回ったもようだ。

衣料品のネット通販自体はもはや新しくなく、むしろ脅かす存在が目立ってきた。一つはネット通販大手だ。大手が本気を出せば、強力なライバルとなる。もう一つが、大手アパレルが自社のネット通販を広げていることだ。例えば、オンワードHDは会員制度の拡充を進める。現在出店する3900超のブランドの自社サイトが独り立ちすれば計算は狂う。

次の一手を打とうとはしている。前沢社長は説明会で、計画してきたスタートトゥデイ独自の衣料品ブランドについて「17年度中に実現する」と明言した。ただ、これは従来担いできた人気アパレルと利害がぶつかるもろ刃の剣だ。

これを受けてがんばります!と社長はTweetされていました。ZOZOをここまで築き上げたアイデアと仕組み化という本質的な強みを見逃してはならないと思います。


レナウン、低価格ブランド世界展開 中国の親会社と 来春、ネット通販強化

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO15569770Q7A420C1TJC000/

主なターゲットは20~30代の男女。ダーバンやエンスウィートなどの主力ブランドは顧客の年齢層が高く、若い顧客の開拓が課題だった。中国を中心に海外展開も急ぐ。ユニクロやZARAなどと同水準の価格とする見込みだ。

山東如意は10年にレナウンに出資し、13年に子会社化した。レナウンはこれまでは主にブランド削減などの構造改革を進めてきた。ここにきて、構造改革に一応のメドが付いたことから、新ブランドを立ち上げて攻勢に転じる。

創業115年の老舗でかつてアパレル最大手だったレナウンだが、販売不振が続いている。業績不振の一因は百貨店への依存度が高いことにある。百貨店向けが売り上げの62%を占め、GMSは13%、ECは1.5%。オンワードHDなど競合するアパレル大手のEC売り上げが100億円規模に達するのに比べ、成長分野への対応が遅れている。

この記事で株価が急騰したとのこと。miroir de ensuiteというブランドで、記事と違う点は、地域密着30~40代がターゲットだそうです。


三陽商会、低価格の新ブランド SCや駅ビルに活路 百貨店苦戦で

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO12865580T10C17A2TI5000/

新しいブランドの育成や既存ブランドの低価格帯商品の追加により、販売をテコ入れする。16に絞った既存ブランドでも価格を抑えた雑貨や衣料の品ぞろえを増やす。これまでの価格戦略を修正し、高めの価格帯が中心だった百貨店以外の販路の拡大を模索する。

三陽商会はSCに出店を進める「ギルドプライム」などのブランドを伸ばす計画だが、百貨店より市場規模の大きなSC向けも競争は激しい。

新しい販路の開拓とあわせ、ネット通販でも今春から価格を2~3割抑えた限定商品をほぼ全てのブランドで売り出す。例えばライセンス生産する英「マッキントッシュ フィロソフィー」の紳士服では5000~6000円のTシャツを売り出す。従来は8000~1万円台が中心だった。

僕が若い頃は花形企業というイメージでしたが。BURBERRY依存で後継ブランドを育てられなかったのが痛いですね。


衣料 商品数絞り込み ユナイテッドアローズやしまむら

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO11679490T10C17A1TI5000/

国内衣料品市場はファーストリテイリングのように定番商品に絞り大量販売するSPAと、利便性が高いインターネット通販に人気が集中し、他の業態は苦戦が続く。百貨店アパレルなどに比べると、UAとしまむらの業績は堅調だが一段の効率化が必要と判断。

しまむらは「ファッションセンターしまむら」で17年春夏物の品ぞろえを前年比で約3割減らす見通し。16年秋冬物から本格的に店頭商品の絞り込みを始めたが、今後も継続する。靴下や肌着などの定番品は売れ筋だけに絞る。浮いた人手を販売量の多い戦略商品に振り向ける。

特に苦戦が目立つ百貨店アパレルはブランド削減に取り組むほか、オンワードホールディングスなど大手4社は15年度からの約2年間で1600店以上を閉店する見込み。

衣料品市場は値ごろ感の高いSPAとネット通販に人気が集中する構図が続いているとのこと。


アパレル「暮らし」売る ストライプ、旗艦店にホテル 丸ごと提案、欧米でも

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO11367680V00C17A1TI1000/

ストライプインターナショナルは、渋谷にホテルを併設する旗艦店を出すと発表した。客室で雑貨を含む自社商品を幅広く扱い、集客力を上げる。取り扱うブランドは家族向けの「KOE」。

ストライプインターは、20年以降にKOEで欧米に進出する方針。石川社長は「ホテル併設型を海外でも出店する。ニューヨーク、パリ、ロンドンなどが候補だ」と語る。渋谷の一等地にあえて全国20店舗に満たないKOEの拠点を置くのは、訪日外国人客を呼び込み、欧米進出の勝算を占う場にする狙いもある。

石川社長は「衣料品はレッドオーシャンだ」と指摘する。規模で劣る中で世界で勝負するには違う流儀が必要。その切り口が「暮らし」というわけだ。ここに照準を合わせるのはストライプインターだけではない。アダストリアは、「ワイアードカフェ」で知られるカフェ・カンパニーと共同出資会社を設立。カフェと衣料を融合した出店を急ぐ。

向いてる方向が衣料品ではなく雑貨というのが面白い。MIXでユニークな商品がたくさん出てきそうです。