アサヒビール、ドライ半減 鈍る切れ味 29年ぶり国内1億ケース割れ、市場縮小で高級路線に賭け

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ラガー全盛の時代に常識を覆す辛口で支持を広げたドライ。発売3年目の89年には節目の1億ケースを突破した。ピークの00年には1億9千万ケースの販売を記録した。その後も維持し続けた「1億ケース」は、ドライの圧倒的なブランド力の象徴だった。

アサヒGHDの小路社長は「量にはもうこだわらない」と強調。代わりに高級化にかじを切り、稼ぐ力に磨きをかける考えだ。その一つがアンハイザー・ブッシュ・インベブから計1兆2千億円で買収した欧州ビールの活用だ。チェコの「ピルスナーウルケル」、イタリアの「ペローニ」を新たな柱に、高級ビールの国際展開を進める。

これまでは驚異の大ヒットを遂げたドライが聖域化され、需要を共食いする新商品の展開に及び腰だったのも事実。ある幹部は「呪縛とも言えた」と明かす。落ち込みが顕著になってきた最近は、その聖域に切り込み派生商品の販売も始めたが、次を担う商品は生み出せていない。

半減とは大きく減りましたね。ピルスナーウルケルとペローニは4月発売予定。楽しみです。


アサヒ小路社長「量こだわらぬ」 国内最大ブランド「スーパードライ」 高級路線で売り上げ維持

https://r.nikkei.com/article/DGKKZO24463210Z01C17A2EA5000

「ビール業界はシェア競争に明け暮れ、(原価を割り込んだ)安売りで市場を広げようとしてきた。今はメリハリ消費の時代だ。商品を選ぶ際の基準となる価値の差を創り出せるかが、企業に問われている」

「『スーパードライ』発売30周年の今年、限定醸造の缶ビールを発売した。氷点下に冷やしたスーパードライは専用設備がある飲食店でしか飲めなかったが、家庭などでも同じような冷涼感を味わえるようにした。20~30代に人気だ。こうした派生商品に力を入れる。追随できない独自性のある商品も広げていく」

「安売り競争を繰り広げられても消費は盛り上がらない。ビール系の課税済み出荷量は過去10年で平均約1%減ってきた。今後も市場全体では1%程度のマイナスを想定し経営や商品の計画を立てるが、高級化戦略の推進で当社のビール系飲料売上金額は横ばいを維持していきたい」

ブランドの立ち位置が明確ですね。来年からペローニ、ピルスナーウルケル販売楽しみです。


ビール官製値上げ空回り 安売り規制半年 続く中小の販売減・外食悲鳴

https://r.nikkei.com/article/DGKKZO24159500R01C17A2EA6000

「客足が戻っている感じは全くない」。綿引酒店の綿引代表はため息をつく。規制強化を受け、市場でのビール系飲料の価格は上がった。だが、「我々個人店と、大手スーパーや量販店の価格差は依然、大きい。販売は低調なままだ」追い風は感じない。

悲鳴を上げるのが外食業界だ。つぼ八は生ビールの中ジョッキを460円から470円に値上げした。深刻な人手不足による人件費の上昇に加え、コメや肉などの食材費も高騰。集客の目玉であるビールの価格動向が客足に与える影響は大きいが、それでも値上げせざるを得ない状況に追い込まれた。

ビール大手5社で1~9月のビール系の課税済み出荷量は前年同期比2.4%減。1~9月としては13年連続で過去最低を更新した。最盛期の夏場の長雨など天候不順の影響もあるが、値上げの打撃は大きい。サントリービールの山田社長は「約30年、ビール営業に携わってきたが、こんなに消費の景色が変わったのは初めて」と話す。

中小酒販店もスーパーも外食もメーカーも、誰も得をしていないような。政府はどのように捉えているんでしょうか。


ビール販売、安売り規制で明暗 値上げ響きスーパー1割減/据え置きローソン7%増

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首都圏の大手食品スーパーは6月のビールの売り上げが前年比11%減。一方、主力スーパーで価格を据え置いたイオンは6月のビール類の販売額がほぼ横ばいだった。値引き販売をしていなかったコンビニは規制強化が追い風となった。ローソンは6月のビールの売り上げが前年比7%増。

値上げ幅が明暗を分けたが値付けは曖昧さが残る。安売り規制の強化で国税庁は仕入れ値に販売管理費を加えた「総販売原価」を下回る水準で販売を続けた小売店の酒販免許を取り消せる。小売り側が十分に反映しなかった人件費などの販管費を価格に転嫁したことが足元の値上がりを招く。

ただ小売り側は販管費を店ごとに管理することが多い。国税庁の示した基準では売上高や売り場面積に対し、酒類販売が占める比率などに応じ合理的に販管費を計算するよう求めた。酒類だけの販管費を算出する明確な計算式はなく小売り側の解釈の仕方によって値付けが変わるのが現状だ。

官製値上げにイオンが反発している感じです。小売側は色々と賢く価格戦略取っていくでしょうね。


消えゆくビール安売り 規制強化、酒販免許取り消しも 販売奨励金を減額 値上げ「最大2割」

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酒類業界には商品を多く売ってくれた小売店にメーカーが「リベート」と呼ぶ販売奨励金を卸を通じて支給する商習慣がある。キリンは他社に先駆けてリベートを減額した。その結果、小売り側の仕入れ費用が上昇し、一部が店頭価格に波及した。見直しの理由は昨年5月に成立した酒税法と酒類業組合法の改正法だ。

値上がりの本番はこれから。6月以降は小売り側が新基準に応じて人件費や販売促進費を価格に転嫁し始める。「最低1割以上、最大で2割の値上げになる」と首都圏の食品スーパー大手の酒類販売担当は指摘する。酒税改定によるビールの減税は2020年以降で、規制強化により当面は値上がりが続く見通しだ。

法改正を主導したのは自民党の議員連盟。会長の田中衆院議員は「公正取引委員会による不当廉売の注意件数で最も多いのが酒類。改正は法令順守が目的だ」と話す。国税庁も「習慣性があるため過度に安く販売するのは望ましくない」と説明する。だが法改正を求めてきたのは量販店に押された中小小売店でつくる政治団体だ。安売り競争を繰り広げるスーパーやディスカウントストアを狙い撃ちにしたとみられても仕方がない。

酒税改定によるビール減税は20年以降なので、当面は値上がりが続く見通しとのこと。間違いなく第三のビールや缶チューハイに流れるでしょう。


ビール、多品種戦略を転換 主要4社、新ブランド投入ゼロ 酒税改正にらみ主力商品に集中

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17年度の税制改正大綱では現在350ミリリットル当たり77円の酒税がかかるビール、47円の発泡酒、28円の第三のビールは26年に54円に集約される方向だ。その結果、原価の差などから標準価格帯と低価格帯の2分野になるとの見方が多い。サントリービールの水谷社長は「各分野で1位、2位のブランドしか生き残れない」と身構える。

年初の事業方針説明会では各社が新ブランドの投入を発表するのが恒例だったが今年はなし。代わりに目立つのは派生商品の発売など基幹ブランドの強化策だ。

各社が国内のブランド集約を急ぐのはグローバル競争を視野に入れているからだ。3分された分野それぞれで過度の価格競争による消耗戦を続けてきた各社。収益力を高め、稼いだ資金を海外に投資するビジネスモデルへの移行が急務だ。

多品種と言われながら、店頭ではあまり見かけなかった気もしますが。酒税改正で4社とも転換っぷり鮮明です。


果汁の鮮度・香りで勝負 アサヒビールの缶チューハイ「もぎたて」 製法にこだわり居酒屋の「生搾り」めざす

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注力したのは徹底して消費者の声を拾うことだ。製品化までの3年間に調査した人数は延べ約4500人。調査から見えたのは新鮮さだった。「居酒屋で飲む生搾りのものが理想という声が圧倒的に多かった」(宮广主任)。高アルコール品は独特の臭いや味が出てしまうことへの不満ととらえた。鮮度を感じてもらうため果汁の量を単純に増やす案も検討されたが、消費者に意見を求めると「甘いと飲みにくい」「毎日飲むにはすっきりしている方がいい」。甘さでごまかさず、果汁の質で勝負する。基本コンセプトを定めた。

立ちふさがった壁が果汁の劣化だった。かんきつ系は時間がたつと香りが落ちる。果汁メーカーは通常、レモンなら収穫から2~3日後に搾っていた。これでは鮮度を訴えられない。商社の協力を得て、収穫後24時間以内に搾汁できるイタリアの工場を探し当てた。

「缶を開けたときの香りは」「後味はすっきりしているか」。あらゆる面で微調整を重ねた。レモン味だけで試作品は500種類。調査では会議室での試飲以外に、サンプルを送り「家飲み」もしてもらった。

やってることはすごくシンプルなんだと思いました。徹底して消費者の声を聞いてそれを実現できる方法を探すということですね。


夏へビールてこ入れ 1~3月出荷、2年連続最低 高級品などで需要開拓

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ビール大手5社が発表した2016年1~3月のビール系飲料の課税済み出荷量は2年連続で過去最低を更新した。発泡酒や第三のビールで新商品の登場が相次いだ前年同期の反動が出た。アサヒビールが3月に新ブランドを投入するなど各社はそろってビール強化を掲げる。最盛期の夏場に向け、販売競争は盛り上がる見通しだ。

発泡酒などを増税する代わりにビールを減税するという税制改正議論を踏まえ、各社はビールの強化を進めている。ビールは15年に課税済み出荷量が19年ぶりに前年実績を上回り、反転が定着するかどうか各社の戦略が焦点となっている。

今夏は各社ビール攻勢で色々と楽しめそうです。情報では、アサヒが新ブランド、キリンがご当地一番搾り、サントリーはザ・モルツ、サッポロ黒ラベル。


サントリー「ドライ」に挑む 中価格帯ビール、「ザ・モルツ」に刷新 酒税改正にらみテコ入れ

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ03HPT_T00C15A9TI5000/

「スタンダード(中価格帯の)ビールは依然としてビール類市場の40%を占める最大分野だ」。サントリービールの山田真二常務は力を込めた。ビール市場では、「スーパードライ」を持つアサヒが5割超のシェアを有する。ビール類全体で3位のサントリーも、ビールではシェア11%と4位に甘んじている。

アサヒにとってドライブランドは生命線だ。ザ・モルツの発売に合わせるように2年目を迎えた高級ビール「ドライプレミアム」を刷新する。キリンは「一番搾り」に注力するべく、今年の販促広告費を前年より約100億円積み増した。

早ければ16年にも実施される酒税改正では発泡酒や第三のビールの増税とビールの減税が取り沙汰される。サントリーの山田常務は「伸ばす余地がある分野に商品を投入しただけ」とビール減税を見越した動きではないとするが、他社の警戒感は着実に高まっている。

酒税改正でビール77円、発泡酒47円、第3のビール28円という酒税が一律約55円に。ビール党には嬉しい限りです。