日米韓、揺らぐ北朝鮮戦略 日本、韓国に自制要請

https://r.nikkei.com/article/DGKKZO25435390Y8A100C1PE8000

日本政府が金杉氏を派遣したのは、南北閣僚級会談で韓国が北朝鮮に譲りすぎないようクギを刺すためだ。北朝鮮はいったん隙をみせると際限なく、要求してくるとの懸念が背景にある。

四半世紀近くにわたって北朝鮮問題で時間を空費してきたのは、北朝鮮の一時的な対話姿勢のわなに日米韓が繰り返し、はまってきたからだ。今回も同様の道筋をたどる可能性が高い。

核・ミサイル開発の資金源を遮断しようと首相は率先して各国に制裁の履行を要請してきた。韓国が人道支援や制裁の緩和で譲歩すれば、制裁に慎重な中国やロシアまで乗じる恐れがある。日米がけん引する対北朝鮮包囲網が崩れかねない。

南北閣僚級会談が注目されます。北朝鮮の一時的な対話姿勢の罠にはまってきた歴史を韓国がどう捉えているのか。


核資金 抜け穴封じ 北朝鮮に追加制裁 成果──ほぼ全ての輸出制限

https://r.nikkei.com/article/DGKKZO25012860T21C17A2EA2000

「安保理の仲間、特に中国に感謝したい」。追加制裁決議を採択した後、米国のヘイリー国連大使は語った。米は採決ぎりぎりまで中国、ロシアとの調整を続けた。米は今回、中ロを巻き込んで北朝鮮への「最大限の圧力」を誇示し、その経済を締め上げることに力点を置いた。

前回の制裁決議では北朝鮮への石油精製品の輸出を5割以上減らすことを決めた。今回は輸出の9割を減らす内容へとさらに厳しくした。北朝鮮が自前で調達できる石炭では代替できないような、軍事活動などに制限をかけるためだ。

韓国外務省当局者は、今回の追加制裁は、北朝鮮の輸出による外貨収入を約2億5千万ドル減らす効果があるとの試算を明らかにした。過去の制裁と合わせるとほぼ全ての輸出に制限がかかる計算だ。

早ければ来春から制裁の影響が出るとのこと。最近目立った動きがないだけに、暴発が不安ではあります。


対北朝鮮、初の石油制限 輸出総額の9割が制裁対象 将来の禁輸に布石

https://www.nikkei.com/article/DGKKASGM12H41_S7A910C1EA1000/

北朝鮮は主に中国から自動車や戦車などの燃料となる石油精製品(主にガソリンと軽油)を年間450万バレル輸入しているとされる。今回の制裁では北朝鮮向けの石油精製品の輸出に年200万バレルの上限を設定。石油関連製品全体では3割の輸出削減となる。

北朝鮮軍が使う石油精製品の量は判然とせず制裁に慎重な中国などとの交渉を経て削減規模をはじき出した可能性が高い。輸出制限が厳格に履行されれば北朝鮮の軍事活動に制限を与える可能性が高い。北朝鮮は国内に製油所を持ち、輸入した原油を加工して軍事目的に使うガソリンなどの石油精製品を作っている。調達した原油で作ることが可能な石油精製品の量には限界があり軍の活動に影響を与えるのは必至だ。

石油を制裁対象に加えたことで、将来の制裁強化にも道筋がついた。安保理の北朝鮮制裁決議は今回が9回目だが、石油供給に規制をかけたのは初めて。もし北朝鮮が核実験やICBMの発射に踏み切れば、米国が制裁を一段強めて石油の全面禁輸を改めて提案する足がかりとなる。

相当な打撃との見方もあれば、効果不透明の見方もあり。将来の制裁強化への道筋はついたのかもしれません。


米決議案 修正に賭け 対北朝鮮「最強の制裁」弱める 中ロと駆け引き続く

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO21010630S7A910C1EA2000/

米国の譲歩を巡っては2つの見方がある。1つは制裁の早期採決を優先し中ロに歩み寄らざるを得なかったとの観測だ。核実験強行を受けた緊急会合からわずか1週間で合意を目指す異例の短期交渉で、中ロによる拒否権行使を避けるために瀬戸際で譲歩したとの見方がある。

もう1つは原案を示した時点で譲歩のシナリオは描かれていたとの見方だ。中ロは北朝鮮が大混乱に陥る石油の全面禁輸は受け入れにくい。そもそも北朝鮮の石油調達への規制は初めてだ。原案で高いボールを公然と投げかけ、制裁決議の土壇場で譲歩することで中ロのメンツを立てる米国の戦略との読みだ。

安保理決議は中ロが棄権した場合、全15理事国中9カ国以上が賛成すれば決議は採択される。拒否権を発動すれば国際社会による中ロへの批判は強まる。米国は11日の採決に向けてまずカードを切った。次の焦点は中ロの対応だ。厳しい制裁の阻止に向けて共同歩調を取ってきた両国の姿勢には微妙なずれもみえる。

中ロの決断に注目ですが、一連の対応で中ロにとっては北朝鮮をほんとうに都合よく活用したいのだなと分かりました。


米朝、非公式接触か 北欧で対話の糸口探る

http://www.nikkei.com/article/DGKKASFS08H3I_Y7A500C1EA2000/

トランプ米政権が発足して以降、米朝両政府に関わる人物が接触するのは初めてとみられる。北朝鮮から参加するのは崔外務省北米局長。韓国メディアによると、1980年代に外務省に入り、早くから米朝会談や6カ国協議などで通訳を担当してきた有力者だ。米国側は過去の政権で、北朝鮮の核問題を担当した元政府高官が出席するもよう。

朝鮮中央通信は、北朝鮮への敵対行為をした疑いで米国人のハクソン氏を拘束したと報じた。北朝鮮に拘束中の米国人は合計4人となった。米国との対話を見越した駆け引きの一環としている可能性がある。

トランプ政権はあくまで核放棄を求めており、核開発に固執する北朝鮮との隔たりは大きい。米側の参加者は元政府高官とはいえ民間人の立場であり、今回の対話は公式な政府間協議でもない。

北欧というのもきっとポイントなんだろうと思います。崔善姫さんはたまに出てきますが、キーマンですね。


主犯格?犯行日に出国 正男氏殺害で4人手配 遺体引き渡し、DNA鑑定後に

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM19H21_Z10C17A2FF8000/

4人は1月から2月にかけてマレーシアに入国し、殺害当日にそろって出国した。ニュース・アジアは「4人はドバイやウラジオストクなどを経由して17日に平壌に帰った」と報じた。

警察はこれまでに計4人を逮捕している。2人の女が実行犯とみられるが、北朝鮮の男性グループが計画を練って犯行を唆したとの見方が浮上している。

焦点は、逮捕されたリ・ジョンチョル容疑者と新たに手配された北朝鮮籍の男4人の役割だ。警察によると、リ・ジョンチョル容疑者はマレーシアに昨年入国し、現地企業のIT部門で働いていた。地元メディアによると、北朝鮮の大学で薬学などを学んで卒業している。殺害に用いたとみられる毒物の調達などに関与した可能性がある。

主犯格の4人はすでに平壌に帰ったということで、真相解明は一層難しそうです。息子のハンソル氏にも影響出ているとのこと。