主犯格?犯行日に出国 正男氏殺害で4人手配 遺体引き渡し、DNA鑑定後に

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM19H21_Z10C17A2FF8000/

4人は1月から2月にかけてマレーシアに入国し、殺害当日にそろって出国した。ニュース・アジアは「4人はドバイやウラジオストクなどを経由して17日に平壌に帰った」と報じた。

警察はこれまでに計4人を逮捕している。2人の女が実行犯とみられるが、北朝鮮の男性グループが計画を練って犯行を唆したとの見方が浮上している。

焦点は、逮捕されたリ・ジョンチョル容疑者と新たに手配された北朝鮮籍の男4人の役割だ。警察によると、リ・ジョンチョル容疑者はマレーシアに昨年入国し、現地企業のIT部門で働いていた。地元メディアによると、北朝鮮の大学で薬学などを学んで卒業している。殺害に用いたとみられる毒物の調達などに関与した可能性がある。

主犯格の4人はすでに平壌に帰ったということで、真相解明は一層難しそうです。息子のハンソル氏にも影響出ているとのこと。


正恩氏、権力への執着 「潜在的脅威」排除か 正男氏暗殺、5年前から命令

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM15H7H_V10C17A2EA2000/

金総書記が死去し、三男の正恩氏の体制が事実上始まった。長男の正男氏は北朝鮮を離れていたが、国家情報院の報告では、正恩氏は間もなくこの腹違いの兄の暗殺を指示した。正男氏は自身と家族の助命を願う書簡を正恩氏に送った。だが北朝鮮の対外工作機関、偵察総局はその後も暗殺の機会をうかがっていたという。

元北朝鮮外交官は正男氏について「海外生活が長く政治的影響力や国内基盤もない」と話す。後ろ盾とされた親族の張氏も正恩氏が処刑した。「明らかになったのは、正男氏を5年間追い続けた正恩氏の執拗な人間性」(元朝鮮労働党幹部)。

国家情報院によると、中国当局が正男氏の身辺保護にあたっていた。朝鮮半島での不測の事態に備えて中国が正男氏の擁立を探っていたとの見方がある。トランプ米政権が北朝鮮への強硬姿勢を鮮明にし、体制転覆を狙っているとみた正恩氏が焦り、代わりとなり得る正男氏を殺した、との観測もささやかれる。

真実が出てくるとは思えず、このまま闇の中という感じでしょうか。体制からすると異質な存在だったようですね。


中朝への抑止力強調 首相、米国防長官と会談 尖閣、早期に言質 「核の傘」提供を確認 駐留経費、今回は触れず

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDC03H02_T00C17A2EA2000/

尖閣は、そもそも第三国の領有権問題で特定の立場を取らない米政府にとっては微妙な存在だ。オバマ前米政権は発足当初、公式の場で安保条約適用は明言を避けていた。適用対象に「尖閣諸島も含まれる」と自ら語ったのは14年4月になってからだ。今回、新政権発足直後のタイミングで確認できたことに政府高官は「パーフェクトだ」と語った。

米側がより切迫した課題と位置づけるのが北朝鮮への対応だ。北朝鮮が同盟国を核攻撃した場合に「圧倒的な対応を取る」と述べ、首相との会談でも核兵器による「核の傘」を含む拡大抑止力の提供を明言した。

日本が懸念する在日米軍駐留経費の負担増を巡る問題は話題にはならなかったという。日本側には対日防衛が貿易や通貨政策との取引材料に持ち出されるのではないかとの疑念すらある。

トランプさんの発言の流れがあったので、抑止力の維持が鮮明にされたことは意外でした。


正恩氏、強気と焦り 北朝鮮党大会 新時代アピール 核で成果誇示、経済は苦境続く

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM09H84_Z00C16A5EA2000/

正恩氏が党大会で最大の成果として示したのが核開発の進展だ。北朝鮮は正恩体制に入って核実験やミサイル発射のペースを加速し「核武装を確実にした」(北朝鮮専門家)。演説では「責任ある核保有国」との言葉を繰り返し、核の先制不使用や「世界の非核化」にも言及した。核問題で唯一の交渉相手とみなす米国を意識した発言だ。

金総書記の死去を受け、正恩氏は当初、父の「遺訓」を前面に父が残した幹部らとともに統治を進めた。その後、叔父で実力者の張成沢氏を処刑し、軍幹部らも次々と粛清した。演説では「党と国家の最高権力を狙って党内に分派をつくり、我々の思想と制度を変質させようと策動した現代版分派分子を摘発、粛清した」とも述べた。

経済の長期的な展望もみえない。「16~20年の『国家経済発展5カ年戦略』を徹底して遂行しなければならない」と強調した。過去の大会では「計画」だった経済政策を「戦略」と表記したのは数値目標を掲げられない苦しさが浮かぶ。

経済は成長しているという見方もありますし、実際のところは謎です。行き詰まっているのだろうとは思います。


4年目の朴槿恵 急旋回する韓国外交 対北朝鮮で中国と距離

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM23H5O_T20C16A2FF1000/

「1つの問題で中韓関係が一瞬のうちに破壊されることもある」。中国の邱国洪駐韓大使は警告した。THAADの韓国配備に向けた米韓協議入りへの抗議だ。「THAAD問題がなければ既に(北朝鮮制裁の)新しい国連決議が採択されていただろう」と語った。

中国高官が平壌入りした当日に北朝鮮はミサイル発射を予告。この3日後、中国はようやく中韓両首脳の電話協議に応じた。核実験から1カ月もたっていた。北朝鮮包囲網を呼びかけた朴氏に、習氏はつれなかった。韓国外交の急旋回が始まった。

保守層にも評価の声があったケソン工業団地の操業も「韓国が制裁の先頭に立つ」と全面中断に踏みきった。強気を支えるのは国内世論だ。聯合ニュースとKBSが発表した世論調査では、THAADの韓国配備に67%が賛成。「中国などの立場を考慮し配備すべきでない」と答えた26%を大きく上回った。

北朝鮮を巡る中韓関係の変化が読み取れました。レガシーづくりという点でオバマ氏と朴氏の共通点も感じます。


韓国「予想超える制裁を」 軍事境界線、緊張高まる

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM11H4B_R10C16A2FF2000/

「北朝鮮の誤った行動には必ず代価を払わせなければならない」。韓国の黄首相は閣議で対北強硬方針を指示した。尹外相は「北朝鮮の予想を超える強力で実効性のある制裁決議を採択すべきだ」と述べ、国際社会の一致した対応を求めた。

韓国国防省報道官は、南北軍事境界線付近での拡声器による北朝鮮向け宣伝放送を強化したと表明。空軍特殊部隊の初の米韓合同訓練を韓国で実施しているとも明らかにした。北朝鮮への心理面の効果を狙う。

韓国メディアは米原子力潜水艦「ノースカロライナ」が韓国に派遣されると報じた。日米韓3カ国の制服組トップは、緊密な情報共有を通じて北朝鮮に断固として対処する方針で一致した。

北朝鮮にパイプを持つ人物がこういう時は秘密裏に動いたりするんでしょうから、調整役を期待したいです。


強行・揺さぶり両にらみ 北朝鮮、ミサイル発射準備の兆候 米中の制裁論議けん制

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM28H6T_Y6A120C1FF1000/

北朝鮮ではこれまで核実験とミサイル発射を同時期に実施するケースが多かった。金正日総書記時代から続く戦略だ。「過去には核実験の前に必ず弾道ミサイルを発射した。今回はまだミサイルを発射していないため、憂慮している」と韓国国防省報道官は語った。

韓国高麗大の洪官憙教授は米国の要求した原油提供中断を拒否するなど、強い制裁に慎重な中国の姿勢が北朝鮮を勢いづかせるとみる。「北朝鮮を緩衝地帯として維持する中国の戦略は確固としており、金正恩は体制の存立を脅かすような制裁にはならないと判断している」というわけだ。

陽動作戦の可能性も残る。北朝鮮の最大の外交目標は、体制を保証する米国との平和協定の締結。制裁に対抗するため、脅威を高めて米国を対話に引き込もうとするのは常とう手段だ。中国がどこまで北朝鮮に圧力をかけるかも焦点となる。

中国にとっては北朝鮮を緩衝地帯として維持させたいということのようで、これもまた事態の進展を阻んでいます。


金正恩氏、核に固執 北朝鮮、孤立覚悟の実験強行 保有国へ野心あらわ

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM06H9Y_W6A100C1EA2000/

最大の目的は「核大国」として国際社会に認知させることだ。政府声明であらわになったのは、多様な核兵器を持つこと自体への執着だ。核爆弾をミサイルの弾頭として実用化するには精密な爆発の制御や小型化が必要だ。定期的な実験を通じて完成度を高めようとしている。

今年は正恩氏にとって特別な年だ。36年ぶりの労働党大会を控え、是が非でも「業績」が欲しい。力を入れる経済は建設事業が目立つ程度で食糧事情や工業生産は低迷したまま。民心が離れるのを食い止めるには核しかないと考えたのかもしれない。

水爆実験成功を伝えた北朝鮮の報道は「米国」「米帝」を8回も連呼した。北朝鮮は体制維持に米国との関係正常化が不可欠とみているが、直接交渉は途絶えている。米国と核保有国として渡り合うために「水爆実験」でより強いインパクトを狙った。

年始から暴発。米国との交渉もストップしていますし、日中韓ともうまくいかず、瀬戸際外交今年もですか。


北朝鮮、瀬戸際戦術再び 南北合意、宣伝中止を実現 危機感あおり対話演出

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM25H6J_V20C15A8EA1000/

北朝鮮で国家機関に勤めた経験をもつ脱北者は、一連の流れをこうみていた。挑発を仕掛けて韓国が反発するのは織り込み済み。逆に一触即発の危機をあおり、一転して対話を呼びかける。その結果、成果を得る。正恩氏の父、金正日総書記が使った手法だ。

韓国統一研究院の裴廷鎬先任研究委員は「米国と中国の圧力が強かった」と話す。中国では抗日戦勝70年記念の軍事パレードを控えた時期の北朝鮮の挑発行為を批判する声が高まっていた。「環球時報」は社説で「軍事パレードが妨害されたら中国は無関心ではいられない」と北朝鮮をけん制した。

朝鮮半島の緊張を受け、米軍もB52爆撃機や原子力潜水艦など主要戦力を配備する準備を進め、北朝鮮に圧力を強めた。北朝鮮も米国を相手に大規模な紛争を望んでいなかったとされる。

黄炳瑞は自国で、地雷事件はでっち上げと語ったそうですから、合意内容は無視ということになりますね。


北朝鮮「準戦時状態」に 南北境界線、高まる緊張

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM21H6W_R20C15A8EA1000/

発端は8月4日、南北軍事境界線を挟むDMZで起こった。地雷の爆発で韓国軍兵士2人が足を切断する重傷を負った。北朝鮮が仕掛けたとみた韓国政府は、報復として拡声器を使った宣伝放送を11年ぶりに再開した。脱北者の自由な暮らしぶりなどを北朝鮮住民に伝える宣伝放送は体制を揺さぶりかねず、北朝鮮は強く反発している。

中止要求に韓国が応じないなか、北朝鮮は20日に砲弾を発射し韓国軍も撃ち返した。南北とも人的被害は出ていないが、撃ち合い自体が異例だ。今回は韓国側の強硬姿勢が目立つ。20日は北朝鮮が4発の砲弾を発射したとみられるのに対し、韓国は29発を撃ち返した。使った砲弾も韓国の方がはるかに強力だ。

朴政権は発足以来、北朝鮮に厳しい姿勢をとってきた。対話は否定しないが、非核化が進展しない限り大規模な支援はしないのが基本政策だ。朴氏は21日、軍の司令部を訪問して「北朝鮮のいかなる挑発も決して容認はできない」と述べた。

これは一触即発。南北境界線行ったことがあるだけに、事の重大さを感じます。今回は韓国の強硬姿勢が目立つそうです。