月が私のふるさと SFを現実に 宇宙に広がる生存圏

https://r.nikkei.com/article/DGKKZO25509680Q8A110C1TCP000

JAXAの「宇宙探査フィールド」。施設の床一面に敷き詰められるのは月のものに組成が似た砂だ。「宇宙は一発勝負。なるべく実環境に近づける」と責任者の片山氏。その言葉に背筋が冷たくなる。有人探査でもリハーサルなしの一発勝負だ。

かつての人類と違い、まだ見ぬ環境に適した道具を作って準備できる。清水建設宇宙・ロボットグループの青木グループ長は「月の砂」のボトルを手渡す。ふわりとした細かい砂だ。地球の砂を基に土木建築用月面ロボットを開発すると、月面の砂に対応できない。そこで月の砂に似た形の砂を開発し、技術開発に役立てる。

月面で水資源が見つかれば生物が生存できるし、分解すれば水素になりロケット燃料にもエネルギー源にもなる。ただそうなると新たな問題も浮上するだろう。月や小惑星には様々な資源が眠っているという。日米欧などが加盟し、宇宙の憲法とされる宇宙条約は国家による天体の領有を禁じているが、国内外で企業による資源探査の試みは加速している。

宇宙開発の現場を知ることができました。国家による天体の領有を禁じる宇宙条約というのもあるんですね。


公立高 全国募集に活路 地域消滅恐れ独自色

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO12390790R00C17A2TZD000/

スキーの名所として知られる長野県白馬村にある県立白馬高校。昨春、1学年に2学級あった普通科のうち1学級を「国際観光科」に改め、生徒の全国募集に踏み切った。地元の観光産業との連携やスキーに訪れる外国人との交流を通じた英語教育をアピール。寮や下宿も整備し、大都市で説明会を開いた結果、38人の新入生のうち13人を県外から集めることに成功した。

先駆けになったのは島根県・隠岐諸島の県立隠岐島前高校。廃校の危機に直面するなかで「島留学」と銘打ち、全国募集を開始。多くの生徒を呼び込むことに成功した。

高校教育に地域の課題を採り入れる動きは、体験や討論を通じたアクティブラーニングなど教育改革の流れとも符合する。各地の高校の魅力化プロジェクトにかかわる教育政策アドバイザーの藤岡さんは「少子高齢化が進み、日本が抱える課題の先進地域でもある地方で高校時代を過ごすことの意義は大きい」と期待する。

地域活性とも繋がりますが、市町村が地域の魅力を考え、特色のある教育を打ち出すのは必要だと思います。


「超小型衛星」利用にはずみ JAXA、ミニロケット打ち上げへ 大型と「相乗り」脱却、国際競争力向上も

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO07525960S6A920C1TJN000/

超小型衛星は、新たなビジネスチャンスになり得る。先行する米国では、テラベラやプラネット・ラボが地上の高解像度の画像を撮影する衛星を打ち上げている。自前の衛星で地上の様子がリアルタイムに観測できれば、大規模インフラの異常を監視したり、道路の交通量から新規出店の場所を選んだりもできる。港のコンテナ量から輸出入の状況を分析し、国の統計が出る前に投資判断に織り込むことも可能になる。

超小型衛星は現在、大型衛星を打ち上げるロケットに「相乗り」して打ち上げられている。そのため大型衛星の開発が遅れると、超小型衛星の打ち上げも遅れる。ウェザーニューズが今冬打ち上げる予定の気象観測衛星は、当初2015年の夏に打ち上げる予定だったが、大型衛星の準備が間に合わず、既に2回延期されている。

小型衛星向けロケットの開発は、世界的に活発になっている。中心は米国だ。有力ベンチャーを、NASAが技術的・資金的に支援している。JAXAも支援の試みを始めている。

この分野も時間の問題で、どんどん小型化、低コストになっていくんでしょうね。空の争奪戦になりそう。


JAXA、どんな組織? 宇宙開発一手に、多彩な人材結集 医師や文系出身者も/研究・教育活動に力

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO96925540U6A200C1TJN000/

JAXAはNASDAと宇宙科学研究所、航空宇宙技術研究所の3機関が一緒になって誕生した。十数年たった今もその名残があり、航空機の技術研究は調布航空宇宙センター、あかつきのような科学探査や無人探査機の管制は相模原キャンパスが担うなど、役割分担がはっきりしている。

JAXAの職員は約1500人。国立研究開発法人だが、国家公務員ではない。理系出身の研究者や技術者がほとんどかと思われがちだが、実際に研究開発に携わるのは職員のうち7割ほどで、残りの3割は教育職と文系の事務職員からなる。

文系が活躍できる場もある。約300人は各事業所の広報担当や人事、企画などに携わる。宇宙を題材にした教育活動などもある。特に重要な役割を担うのが契約を担当する部署。JAXAはロケットの開発や衛星の調達などで毎年約1800億円の予算を扱う。国内メーカーなどとロケットの製造契約や、大学との共同研究契約を結ぶ仕事だ。

なるほどJAXA。調べてみると、財務諸表もありました。売上に当たるのが運営費交付金収益という項目のようです。