野党、追い上げ苦戦 選挙区で競合、与党有利に 希望、東京でも劣勢

序盤調査では、自民党の議席獲得が「有力」なのは5選挙区、「優勢」なのは54選挙区あった。今回の終盤情勢調査では、「有力」は17に増え、「優勢」は45となった。東京15区、新潟6区、滋賀3区の3つの接戦区では、序盤段階では自民党候補が劣勢だった。与野党の激しい戦いから一歩抜け出した格好だ。

退潮が目立つのは希望の党だ。獲得議席は「有力」または「優勢」となったのは16議席で、序盤情勢から4減った。13の接戦区では、自民党に大きく引き離された。このうちほとんどの選挙区では、野党候補が2人以上いる。与野党で「1対1」の構図を作れておらず、政権批判票が分散していることが影響している。

立憲民主党が勢いを増していることも希望の党にはマイナス材料だ。例えば、かつて小池氏の地盤だった東京10区。自民、希望、立憲民主の3党の公認候補ら6人が競うものの、希望の候補に入れると回答した人は序盤情勢から終盤情勢にかけて9ポイント減った。目減りした分を自民党と立憲民主の候補が奪いあう。

比例では立憲民主が希望を抜いたようです。枝野さんの演説の聴衆の数すごいです。あとTwitterのフォロワー数は自民より多いそうです。


「保守」「リベラル」曖昧 「保守」自民・希望、綱領に掲げる 「リベラル」改憲慎重な立憲民主など

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO22406080Y7A011C1PP8000/

枝野氏は「日本は古くから寛容と多様性と支え合いを重視してきた」と述べ、こうした価値を重んじる自身を保守と位置づける。しかし、安全保障関連法に強く反対する同氏の政治的な考え方には、永田町では一般的にリベラルという言葉があてられる。個人の人権や平和主義などを重んじ、憲法改正にも慎重な立場を指す場合が多く、立憲民主党がリベラル新党と評されるゆえんだ。

日本の保守政党の代表格は自民党だ。綱領には「日本らしい日本の保守主義」を目指すと明記。改憲を支持し、日米同盟を堅持する路線は一般的な保守のイメージだ。日本維新の会も「改革する保守」をうたう。改憲を巡って自民党と維新の連携が取り沙汰されるのも、両党が同じ保守政党だからだ。

革新よりも中道寄りをイメージさせるリベラルという言葉は、幅広い支持を集めるには便利な言葉だったとの指摘もある。ただリベラルという言葉には曖昧さが伴う。政治の文脈と経済の文脈では印象も異なる。経済学でいうリベラリズムは、政府による市場介入に慎重な立場である自由主義を指し、むしろ小泉政権時の自民党の政策を想起させる。

改めて違いや曖昧な点が整理できました。確かに今回、保守とリベラルの言葉がよく使われています。歴史背景から知ることが重要ですね。


民進、選挙後に再結集も 希望の失速受け移籍に抵抗感 参院幹部ら連携呼びかけ

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO22240810T11C17A0EA3000/

「行かないという考えの人の方が多い。過半数ぐらいの人は明確に行かない」。民進党の小川参院議員会長は語った。前原氏が希望の党に移り、残った参院議員らで後任を決める代表選を実施すべきだとの考えを示した。その上で「できたばかりの希望の党、立憲民主党はまだ組織、党が完成していない。民進党が軸になるのが一番だ」と強調。小川氏の発言は、保守的な政策を掲げる希望の党と距離を置く民進党の参院議員の声を代弁したと受け止められている。

支持の広がらない希望の党への移籍に抵抗感が強まり始めているとみられる。希望の党と合流した場合は、100億円を超す党資金が希望の党に流れる可能性があることにも反発は強い。

民進党への再結集で、まず想定されるのは岡田元代表や安住財務相ら約20人いる無所属出馬組との連携だ。参院議員の間では衆院選後に党両院議員総会を開き、前原氏に一連の対応の総括を求める声が出ている。無所属組はいまも党籍を残したままで協調するよう促す可能性がある。次に考えられるのは、希望の党に加わらなかった民進党の左派系が集まって結党した立憲民主党との協力だ。

再々編話に前原さんも怒ってましたが、有権者視点からすると、やはりそりゃないなと思います。


野党、共闘不発で伸び悩み 衆院選序盤情勢 自民、都市部で堅調 無党派・投票率など焦点に

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO22129250R11C17A0EA2000/

自民党の選挙区での議席獲得が有力または優勢となったのは204議席。都市部、地方を問わず全国で安定した戦いを進めており、7県では全選挙区を独占する勢いだ。野党勢力がリードする選挙区が多いのは3県にとどまる。

自民党が堅調な戦いを進める理由は選挙区の構図からも透ける。289の小選挙区のうち野党が候補者を一本化したのは61。与野党候補が競っている選挙区が多い。ただ、全選挙区の半分以上は3極が争う。反自民票は保守か、革新かによって2つに割れた。調査結果をみると、与党以外の2極がまとまれば、野党候補が与党候補の支持を上回る結果も出ている。この3極構造で自民党は漁夫の利を得ている形だ。

カギを握るのは無党派層の動向だ。小選挙区ではまだ投票先を決めていないと答えた人が約2割おり、これらの多くが無党派とみられる。内閣支持率を見ると不支持(48%)が支持(37%)を上回っており、野党側には開拓の余地はあるといえる。

自民圧倒で意外な調査結果ですが、ひっくり返る可能性もかなりあると思います。小池さんが挽回も十分あり得ますし。


民進の資金どこへ? 政党交付金、環流なら批判も

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO21889140U7A001C1EA1000/

民進党は2017年度予算で、年間87億円の政党交付金を受け取り、148億円の繰越金が出るとしている。民進党関係者によると、2日付で民進党の前職、元職、新人に政治活動費として1人当たり1500万円を支給した。

政治資金の使途は政党の裁量に委ねられており、資金の決裁権限は党の代表にある。民進党の場合、離党前の所属議員に資金を振り込んだり、希望の党などの新党に寄付したりすれば、合法的に資金を新党に移動することが可能だ。

菅官房長官は「(2014年に解散した)みんなの党は解党時に国庫に返した」と述べ、民進党に余った資金は国庫に返納すべきだと暗に促した。公明党幹部は「民進党に税金を渡しているのに希望の党のお金になるのは問題だ」と話す。

菅さんからも釘を刺され、国民の理解も得られないでしょうから、返納の流れじゃないでしょうか。


希望1次公認、元民進6割 立憲民主に対抗馬 維新や公明には配慮

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO21864780U7A001C1EA2000/

第1次公認は計192人。衆院解散時に民進党籍のあった前衆院議員や民進党の公認内定者だった合流組は約110人を占める。東京の25選挙区のうち23選挙区で候補者を立てた。自民党東京都連幹部を経験した下村元文部科学相や萩生田幹事長代行らの選挙区には30代の女性新人候補を擁立するなど対決色を鮮明にした。

民進と希望の候補者が競合する選挙区は計45。立憲民主党の代表を務める枝野氏の埼玉5区には弁護士の新顔を擁立するほか、長妻氏、赤松氏ら同党に参加予定の民進出身者の選挙区には刺客を立てる。

同じ民進出身者でも無所属で出馬予定の保守の大物議員への対応は異なる。野田前首相や岡田元代表、安住代表代行の選挙区には対抗馬の擁立を見送った。候補者を立てても勝つ見込みが少ないうえ、憲法改正などの分野で「衆院選後の連携を視野に入れた対応」(希望関係者)という。

希望からの候補者擁立で選挙戦略などが見えてきます。そろそろ自分の選挙区の情報収集も始めねば。


安倍VS小池 衆院選 小池劇場 民進を二分 保守・革新、色分け鮮明 「踏み絵」許せない/24年間一緒…残念

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO21806750S7A001C1EA2000/

枝野と前原は旧民主党でも政府・党の要職に就くなど経歴は似通うが、政策のスタンスは異なる。党内では前原は保守の代表格とされ、枝野はリベラル派の中核だった。

枝野は、立憲民主党に参加したいという候補者を「排除しない」との方針を打ち出した。希望からの「選別」で浮遊する候補者の受け皿となり、政権批判票を集めたい考えだ。

元民進党代表の岡田は「私の目指す政権交代可能な政治は、保守からリベラルまで幅広い支持層に支えられた存在でなければ自民党に対抗できる政党にはならない」と指摘し、保守を掲げる希望の党、リベラル系中心の立憲民主党双方への不満を挙げた。

ほんらい政策ありきでしょうから、小池さんが選別するのは当然だと思います。無所属だと色々と不利な面があるので、枝野さんが受け皿として立憲民主党を作るということで理解。


希望の「選別」で亀裂 合流・無所属・新党…民進、対応3つに

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO21762410R01C17A0PE8000/

「寛容な保守を掲げながら、なぜ排除の論理を打ち出すのか」。共同通信などによると民進党の落合前議員は無所属で出馬する意向を表明した。すでに千葉4区選出の野田元首相ら選挙地盤の固い前議員を中心に動きが出ている。

地方では、連合静岡が一部の民進前議員について、希望の公認を得られず無所属で出馬しても支援する方針を決めた。民進を離党して希望に移った細野元環境相が出馬する静岡5区は自主投票にすることを確認した。希望側は連合の組織力に期待するが、連合側の不満は強まりつつある。

小選挙区で無所属で出馬すると比例代表との重複立候補ができず、小選挙区で負けても惜敗率で復活当選できないなどの制約が生じる。そこで受け皿として、希望が掲げる政策と相いれない民進のリベラル派前議員を中心に、新党立ち上げを探る動きが出てきている。枝野氏は「党の理念や政策が変わるのなら、いろんな判断がある」と語り、新党結成も選択肢とする考えをにじませた。

結果、枝野さんは新党を作るようなので、3極の構図。野党票割れて結果自民の流れでしょうかね。


前原氏、捨て身の合流 野党再編に活路 小池氏、公認対象は選別

https://www.nikkei.com/article/DGKKASFS27H69_X20C17A9EA2000/

小池氏は「集団で来られても一人ひとり、こちらが仲間として戦えるか決める」と述べ、公認候補を選別する考えを示した。安全保障や憲法を挙げ「党内で右だ、左だというのは正しくない。一人ひとりの考えを確認する」と語った。

前原氏は政界再編論者として知られ、かつて「民進党の旗にはこだわらない」とも発言してきた。伏線はあった。前原氏は「(与野党)一対一の構図に持ち込む」と繰り返し、選挙協力や候補者調整という表現を避けてきた。小池氏が立ち上げる新党との連携が視野にあったとみられる。

根底にあったのは党勢低迷への危機感だ。旧民主党が政権を手放した後、党勢回復の気配は見えず旧維新の党と合流して民進党が発足した後も政党支持率は1桁が続いた。都議選では都民ファーストの会が躍進し、民進党は埋没した。

自身は無所属出馬の方向ということで、覚悟が伝わってきます。前原さんこそ台風の目かも。


希望か共産か埋没か 民進、背水の前原氏

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO21577590X20C17A9EA2000/

前原氏はかねて「安倍政権を止めるためには一対一の構図に持ち込むことが大事だ」と主張してきた。「前原氏の頭の中には『非自民・非共産』の野党大同団結論がある」。ベテラン議員の一人はこう語る。折しも小池氏が「保守」や「改革」を標榜する希望の党を立ち上げたことで、同党を基軸に野党が1つになる可能性はゼロではない。

2つ目のシナリオは共産党との共闘継続だ。志位委員長は希望の党について「自民党の補完勢力で野党にカウントはできない」と言明し、連携を否定した。希望から共産までを含む「オール野党」での共闘は現時点では考えにくい。民進党が小池氏との連携をあきらめるなら、次の連携の相手は共産党が中心ということになる。

3つ目のシナリオは他党との調整に手間取り、打つべき手がなかったケースだ。7月の都議選ではこの構図となり、保守、革新双方の票を奪われた結果、議席は過去最少の5議席まで落ち込んだ。衆院選を間近に控えながら民進党の離党者が相次いでいるのは、このケースを想定しているからに他ならない。

合流で最終調整のステータス。共産志位さんの考えだと、一対一は難しいでしょうけど、民進・希望は合流しそうです。