稼ぐ農業、若手カギ 経営感覚磨く/全国から後継者 野菜や酪農、市場ニーズ取り込む

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO15903660Y7A420C1QM8000/

農林水産省のまとめで農業産出額の首位は、愛知県田原市だった。農業を主たる仕事にする基幹的農業従事者の平均年齢は59.8歳。農業では全国平均の67歳より大幅に若い。年齢別構成では49歳以下が26%と全国平均の10%より高く、今後の担い手として期待できる。

田原市4Hクラブ連絡協議会は、20歳代を中心に約30人の農家が経営感覚を磨く。27歳のキャベツ農家、杉江会長は「市場に出せば売れる時代ではない」と危機感を持つ。直売会への出店や肥料業者の比較によるコスト削減にも取り組む。

別海町酪農研修牧場は新規就農者を全国から受け入れる。国内の酪農家は10年で4割減り後継者不足が深刻だ。同牧場は基本的に夫婦かカップルのみ受け入れ、子育て支援もして家族で北海道に根付いてもらう。過去20年で72組が巣立った。

若い人が農業をやっている地域は産出額が高い傾向にあるとのこと。コメの産出額は減り続けているようです。


原発迫る技術断絶 国内新規稼働、09年が最後 輸出停滞、水準保てず

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO15087190Y7A400C1EA5000/

日本国内で建設中の原発は3基あるが、いずれも大震災を受けて作業を中断した。日立製作所と三菱重工業、東芝の原子炉大手3社の国内事業は既存原発の安全対策工事を手掛けることで収益性を保つ。ただ09年の泊原発3号機を最後に新規稼働はなく、「技能を後輩に伝える作業もストップしている」(原子炉大手幹部)。

特殊技術を持ち、原発1基に300~500社が関わる部材のサプライヤーにも危機感が広がる。「一度失った技術は簡単に取り戻せない」。多くの原発で貯槽や配管設備を手がけてきた高田工業所の高田社長は懸念する。最盛期に30~40人いた特殊な溶接ができる技術者は20人ほどに減った。高齢化の波も容赦なく押し寄せ、技能の伝承に限界が迫る。

つくらなければ技術力は落ちる。米WHも技術の蓄積、伝承が滞っていた。米政府の原子力推進政策を受けて南部で新たに施工した4つの原発でコストが積み上がり、東芝の経営を圧迫した。

技能伝承という点でも捉える必要があると思いました。原発1基に300〜500のサプライヤーが関わっているとのこと。


ロボット掃除機「ミニマル」 日立アプライアンス 出発点は「小さいルンバ」 狭い・家具が多い…日本の住宅を意識

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO12589130W7A200C1TJH000/

「小さいルンバがあったらいいよね」。ミニマルの開発はこんな一言から始まった。当時、主要な機器は平均で約35センチメートルの本体幅があった。これでは部屋が狭く、家具も多い日本の家ではきれいにごみを吸い取ることができない。「小ささ」こそ消費者の求めているタイプ。

開発プロジェクトのリーダーに選ばれたのは、白河さん(46)だ。様々な製品を試行錯誤する中で、日立の研究所からも助言を受け、ある構造を見つける。自動車に使われている「ストラット式サスペンション」だ。

従来機よりも小型な点が話題を呼び、同社調査では16年12月の国内販売で約10%のシェアを勝ち取ったという。家電量販店の担当者は「性能がしっかりしている機種では一番小さく、日本の家に適している」と高い評価を与える。

小さくするというのは当たり前の発想ですが、行動力と根気で製品化を実現したことがやはり注目点なんだろうと思います。


日立 IoT、人の動き分析 ICタグ・カメラ駆使 最適な作業方法探る 主力工場、生産期間を半減

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO08795680V21C16A0TI1000/

箱や棚に貼り付けたICタグ。これでモノの流れを捉え、滞っていたり、問題が起きたりする工程を洗い出す。高性能カメラが動き回り、効率が悪い工程で働く作業員の詳細な動きを画像に収める。こうして集めた膨大なデータをAIで分析し、最適な組み立て方法や手順、作業姿勢を導き出す。

効果ははっきり出た。大みか事業所でIoTを使った生産改革を始めたのは昨年4月。主力の発電所向け制御盤は生産期間を180日から90日に半減した。少量多品種で、手作業が多い大型機器の生産ライン全体をIoTで効率化できることを実証したのは珍しい。

熟練工の技術力の再現にも取り組む。「右肩の傾きが低すぎる」「首を振りすぎる」。豊富な経験が必要な溶接作業では、センサーと画像で匠の技を解析する。若手でも熟練工の能力にできるだけ早く近づける仕組みを開発中だ。

匠の技とIoTは相性が良さそうですし、日本が先行すべき分野でしょう。実際に生産効率が格段に高まっているとのこと。


日立、構造改革再び加速 事業売却へ、欧米重電大手を追撃

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO08010320U6A001C1TI1000/

日立製作所がグループ2事業の売却を検討するのは停滞気味との指摘もあった事業構造改革を再び加速するためだ。非中核と判断した子会社や事業は今後も売却など抜本的な見直しを進める。

日立は09年3月期、リーマン・ショックの影響などで製造業としては過去最大となる連結ベースで7873億円の最終赤字を計上した。その後の事業の見直しで収益体質を取り戻す一方、機器販売からサービス中心に経営を見直している。

欧米大手に対抗するには10%程度の営業利益率が必要と考えており、一段の構造改革が欠かせないと判断。グループ内で中核と言えない事業を洗い出していた。

情報通信事業の収益性が課題の日立。足腰強くするためにも営業利益率高める必要があります。


日立、働き方改革に商機 テレワーク支援新組織 富士通や外資も市場開拓

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO07466440Q6A920C1TI1000/

日立は働き方改革で商機が広がるとみてシステム構築やコンサルティングに乗り出す。テレワークを導入した場合、部門単位で業績がどう変化したかを探る分析システムの研究開発にも着手。関連のシステムやサービスを中小企業や官公庁を中心に売り込み、19年3月期に100億円の売上高を確保したい考えだ。

日本マイクロソフトは「オフィス365」を働き方改革につなげるよう提案している。富士通はオフィス365をメールやチャットなどのコミュニケーションの基盤とし、自社のグループ内の社員16万人に導入する。オフィス365を生体認証などの独自ソフトと連動させ外販にも乗り出す。

外資も日本市場開拓に動いている。米シトリックス・システムズは従来、大都市を中心に営業してきたが、地方都市に営業拠点を開設する検討に入った。セキュリティーが確保されたモバイル端末を使う自社の業務支援システムがテレワークなどで広がるとみて、130人いる日本国内の社員数を17年中に1割程度増やすもようだ。

この分野もベンチャーとかありそうですが。社会的には追い風ですね。そしてやはりAIも入っています。


日立、社員の幸福感アップをAIが助言 「Aさんと会話しましょう」「午前中にデスクワークを」社員向けに実験

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO04140790X20C16A6TI1000/

日立製作所は、社員の幸福感向上に有効なアドバイスをAIが個別に配信する実験を始めたと発表した。社内の営業人員600人を対象に名札型のウエアラブル端末で体の動きなどを測定し、幸福度を判定。蓄積したデータから「Aさんと会話しましょう」といった幸福感の向上につながる行動を自動で割り出す。組織を活性化させる支援策として年内の実用化を目指す。

アドバイスはスマホに個別に「午前中にデスクワークをしましょう」などと配信する。日立は職場での行動改善が業務効率化につながるかどうか検証する。社員の行動データは本人以外閲覧できないようプライバシーに配慮したという。

無意識の意識化がAIによって実現する時代ですね。社内で実験できるのも良いしこういうプロジェクトは楽しそうです。


格差縮小で一体感狙う デンソーなど、トヨタとベア同額 小売りなど非正規底上げ

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ16I1H_W6A310C1TI1000/

トヨタグループはデンソーやアイシン精機など主要部品メーカーのほかダイハツ工業も同額のベアで決着した。上田常務役員は「経済の好循環やグループの一体感などを勘案して最適な金額だ」と説明した。

15年交渉でトヨタや日産自動車が過去最高水準のベアを獲得した一方、中小部品メーカーはゼロ回答や要求見送りが目立ち、格差拡大が課題になった。自動車は約3万点の部品を用いトヨタはその大半を購入しており、部品の品質が競争力を左右する。トヨタだけが賃上げで突出することで、求心力が薄れることへの危機感が強い。

人手不足が大きな課題となる小売り・外食企業では非正規従業員に手厚くする動きも目立つ。ニトリHDは平均28.7円(3.07%)上げると発表した。イオンリテールは、パート社員の時給について満額となる平均23円の引き上げを回答した。

ベアが国際企業や経済にとって大きな関心事項であることがだんだんと分かってきました。


未来技術 2020 風景に重ね 情報映す 車やメガネに「拡張現実」

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO96221140X10C16A1TJM000/

メガネ越しに眺めた風景に文字や映像を重ね合わせるAR技術が進歩している。目の前にCGの案内表示が浮かび、車の運転や工場の作業を手ほどきしてくれる。現実世界に投映した情報が人々の行動を助ける。

ARは、そこにあるはずのない情報を示し、人間の能力を高める。少子高齢化の進む日本では、業務の効率化や高齢者の自立した生活の後押しになる。表示装置やカメラ、画像分析ソフトといった様々な要素の組み合わせで、日本が強みを出せる分野でもある。

色んな産業に入り込む技術だと思います。ARでどんなことができるか、ひと通り知っておきたいです。


ここにもAI つくる 「職人の勘」蓄積 データ分析、工場が進化

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO95687580R31C15A2TJC000/

ルネサスエレクトロニクスの生産拠点、那珂工場で「職人の勘」を伝承する実験が始まった。AIにより勘所となるデータを蓄積することで、熟練の技術を継承しようとしている。「従来は深い経験が必要だったが、大量のデータ分析で判別の精度を高めた」。産業ネットワークソリューション部の高倉敏エキスパートは手応えを感じている。

東京ビッグサイトで開いた展示会。日立製作所のブースでは作業員の目の前に模擬部品の山が2つあった。作業手順と異なる部品を取り上げた瞬間、間違いを知らせる赤いアラームが光る。従業員の間違った動きを映像から検知・分析し、すぐに伝えるシステムだ。

富士通も工場やプラントで機械の稼働音や表面のひずみのデータを組み合わせ、通常とは異なる状態にあることを検知するAI技術を開発している。設備の状態を監視する数百~数万個のセンサーのデータを基に正常な状態を学び、突発的なラインの停止を回避する。

検知システムといった保守的な分野からAI活用が始まっているようですが、これから爆発的に技術革新が進みそうです。