浮いた残業代 人に投資 企業、働き方改革で競争力

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO17807920X10C17A6EA1000/

日本総合研究所の統計に基づく試算によると、産業界全体での残業代は年14兆円規模にのぼる。残業代が0.6%減った16年度は、約840億円の削減があった計算だ。

従業員一人ひとりの能力アップが不可欠となるなか、研修・教育に投資する企業が相次いでいる。かんぽ生命はパソコンの使い方や英語、組織運営など100種類超のネット講座を無料で提供する。この2年で残業代が3割減り、一部を原資にした。

「お金」というより直接的な形で従業員に還元する企業もある。日本電産は残業減で浮いた人件費の半分を研修拡充に充てる一方、残りの半分はボーナスにまわす。人手不足がより深刻な業界ではボーナスで従業員に還元する企業が目立つ。

産業界全体では約840億円の削減があったとのこと。大手企業の社員はある意味、本当に恵まれてます。


値下げの吉野家 苦戦 既存店売上高、伸び鈍く 競合他社はメニュー改善

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO14968250V00C17A4TI5000/

吉野家の3月の既存店売上高は3カ月連続の前年割れから1.1%増に転じた。ただ、外食全体では微増ながら2カ月連続でプラス成長だったゼンショーホールディングスや、4%増だった松屋フーズを含めた牛丼3社よりも既存店売上高が伸びている企業が増えている。

ゼンショーはすき家でセットメニューを前面に押し出す作戦で、客単価の増加で売り上げの伸びを維持してきた。16年には一度も牛丼で割引をしないなど、値下げ競争から撤退しつつある。松屋フーズも定食などに力を入れ幅広い客を取り込む一方、値下げは見送った。

吉野家HDは「消費者には牛丼が1杯280円だった時代の印象がまだ強い」と分析する。牛丼比率が高い吉野家でもメニューの多角化なども進めているが、「値下げ」「牛丼単品」という顧客の認識を変えるのに苦労しているという。

吉野家の売上高に占める牛丼比率は5割前後で松屋は2~3割ということなので、イメージ変えることに苦戦しているようです。


吉野家 「牛丼一筋」モー限界? 2月も減 マイナス基調鮮明 メニュー多角化加速 人手不足が壁

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ06HW8_W7A300C1TI1000/

牛丼が主軸のままの吉野家に対し、メニューを幅広くそろえる「すき家」のゼンショーホールディングスと「松屋」の松屋フーズ。足元では後者に客が集まる。

吉野家の売上高に占める牛丼の比率は5割前後。これに対し松屋は2~3割とされる。他の外食大手も新商品を次々出すチェーンが好調だ。日本マクドナルドは毎週のように新商品を出し業績を急回復させ、ファミリーレストラン大手も期間限定メニューで客を呼ぶ。

人手不足も響く。吉野家の運営は若い男性アルバイトが働くことが前提だったが、いま頼るのはシニア層や外国人だ。闇雲にメニュー数を増やせば管理する食材数や調理の工程数が増え、店頭運営が破綻しかねない。

強みが弱みに。確かに牛丼にサプライズはないですからね。吉呑みの事業はどうなんでしょうか。


サクッと天丼 シニア夢中 安さ人気、大手が力 松屋が専門店 「てんや」は地方拡大

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO10511880Z01C16A2TI5000/

節約志向の高まりでファミリーレストランが伸び悩む中、天ぷら・天丼専門店は調理の手間がかかる天ぷらの揚げたての味を、専用の調理機械を用いた省力化などで手ごろな価格に抑えた「お得感」を売り物に伸びている。特に1世帯当たりの人数が少ないシニアや調理時間が取りにくい働く女性から支持を集める。

富士経済によると、16年の国内外食市場で138業態のうち「天丼・天ぷら」は15年比で21%増の259億円となる見込みで、伸び率は2番目に高い。

「てんや」を展開する最大手のロイヤルHDは地方への出店を加速する。国内では184店(2016年末見込み)を出すが、直営店はほぼ全て首都圏にある。20年に5割増の280店に増やし、うち100店は地方を中心にFCで出店する。

富士経済の調査でプレミアムハンバーガーがハンバーガーと分けられているのが興味深いところです。


野菜不作 調達を多様化 スーパーが輸入拡大 松屋は代替品でサラダ

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO09911690U6A121C1TI1000/

8月の台風や9月の長雨の影響で北海道や東北、関東産の野菜の一部でも出荷量が減った。年明けから春先にかけて「北海道産から九州産に切り替えるジャガイモなども今後、品薄になる懸念がある」(スーパー大手関係者)という。

松屋フーズはサラダに使う北海道産トウモロコシが台風の影響で調達できなくなったため、10月中旬から代替品に切り替えた。リンガーハットは12月から主要商品に使うトウモロコシをエンドウ豆の若菜である豆苗に切り替える。

国産野菜は9月以降高騰が続く。11月中旬時点で東京都中央卸売市場の野菜全体の卸値は前年同時期比で6割高い。長雨による日照不足で幅広い種類の野菜が値上がりしている。特に風雨にさらされる葉物野菜で値上がりが顕著だ。

5割~3倍くらい高いので、困ったものですが、これを機にスプラウトが注目されているのでうまく使いたいところです。


牛丼3社、そろって増収 6月既存店売上高 8カ月ぶり、値引き・新商品奏功

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ05HGF_V00C16A7TI5000/

3社は14年の夏以降、原材料高などを背景に牛丼を値上げした。値上げによる客数の減少を1人あたりの客単価の上昇で補ってきたが、節約志向を強める消費者が増えており、従来の戦略だけで売上高を稼ぐのは難しくなりつつある。

6月の客単価をみると吉野家は豚丼を投入した影響で1.4%減、すき家も1.1%減だった。好調の松屋も0.2%増と前年並みだ。各社とも値下げや新商品の投入で客数を増やしている。

日本フードサービス協会がまとめた5月の外食売上高によると価格帯が安いファストフードは4.6%の増収だったが、「ちょい高」で需要を育ててきたファミレスは2.0%の減収。業界では「節約志向を強める消費者の影響がじわりと広がりつつある」との見方も出ている。

ファストフードも安い店が伸びているそうです。消費トレンドは数年で変わるので興味深いです。


すかいらーく、とんかつ店展開 好調な専門業態増やす

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO03348630X00C16A6TI5000/

とんかつ・空揚げは食卓の定番だが、高齢化などで自宅で揚げ物をする手間は避けたい消費者が増えている。こうした流れを受け、とんかつチェーンは増加傾向にある。アークランドサービスは郊外中心に大量出店し、10期連続の増収増益を続ける。松屋フーズは17年3月期に出店する50店のうち8割をとんかつ店とする方針だ。

揚げたてを提供できることから、働く女性などの総菜需要も狙う。持ち帰り用の専用コーナーを設けたり、冷めても味わいが損なわれない食材や調理法を用いたりする。持ち帰り比率は4割程度を目指す。

外食業界では、料理の専門性を高めて低価格で提供する「ファストカジュアル」と呼ばれるブランドが成長している。ロイヤルホールディングス傘下の天丼チェーン「てんや」や、遠藤商事ホールディングスの低価格ピザ店「ナポリス」などだ。すかいらーくでも中華の「バーミヤン」などメニューの専門性の高いブランドが好調だ。

フレッシュネスバーガーもファストカジュアルだそうです。確かに消費ニーズはそこにありそう。


松屋が「スープごはん」 女性向け、野菜が中心 まず19店で限定販売

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ04HEK_V00C16A3TJC000/

松屋フーズは女性従業員らが中心になって開発した女性向け商品の第1弾「スープごはん」シリーズを売り出す。高カロリーのイメージがある丼物に抵抗感を持つ女性客らを取り込むため、野菜中心の低カロリー商品とした。

カロリーを500キロカロリー以下と、主力商品である「牛めし」(並盛り)の3分の2程度に抑えた。女性だけでなく、高齢者などの利用も見込む。

同社は女性従業員が中心となったプロジェクトチームを立ち上げ、女性の視点からメニューや店作りの見直しを進めている。現在は全体の2割程度にとどまる女性客の割合を引き上げたい考えだ。

こういう商品開発の裏側知りたいです。松屋女子スパーク委員会という女性プロジェクトだそうです。


外食 ファストフードに薄日

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO92111400V20C15A9TJC000/

外食全体でも今夏は好調なチェーンが目立った。8月の既存店売上高は主要34社のうち約7割が増収だった。日本フードサービス協会が発表した8月の外食売上高も3.2%増えた。ファストフードは4.1%増でファミリーレストランも3.6%増。落ち込んだのは居酒屋で閉店などが響き9.5%減だった。

モスフードサービスの桜田厚会長兼社長は「全ての支出を抑制するのではなく、部分的に消費マインドが前向きになっている」とみる。「ガスト」では高めの限定メニューが人気だ。谷真社長は「消費増税からの変化を追ってみると今は消費者の意識のステージが変わる入り口では」と指摘する。

牛丼チェーンも今夏は持ち直した。「吉野家」は8月の既存店売上高が15.4%増と2ケタ増収になった。「すき家」も3カ月ぶりに前年実績を上回り、「松屋」も1.4%増収と牛丼3社が3カ月ぶりにそろって増収になった。

ついでにマックも調べてみると、8月は前年同月比2.7%増。一人負けとか言われていますが、居酒屋9.5%減の方が衝撃。


外食、止まらぬ客離れ 値上げ嫌いスーパーへ?

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO82288530T20C15A1TY7000/

松屋フーズは昨秋、一部店舗で「プレミアム牛めし」(並盛り380円)の販売を休止した。同社は14年7月、関東中心の店舗で従来品(同290円)から冷蔵肉を使ったプレミアム品に切りかえた。すると学生街などの店舗で客数が落ち込んだ。プレミアム品の販売を休止したのは、価格の安い従来品に戻して顧客の反応を探る試みだった。しかし、結果として「客数が大きく増えることはなかった」(同社)ため、約2週間で再びプレミアム品に戻した。

少々高くても質の高い商品やサービスを求める消費者がいる半面、価格を重視する消費者は依然として多い。すき家と吉野家の14年12月の既存店売上高はそれぞれ3.5%、0.2%増えた。値上げによる客数の減少を、高単価商品の販売や値上げを通じた単価上昇で補った格好だ。既存店売上高が堅調なファミリーレストランも、来店客を減らしながら単価上昇でプラスを維持するケースが多い。

外食業界の関係者は「コンビニエンスストアやスーパーに流れているのではないか」との見方を示す。外食を“ぜいたく品”として減らしている可能性がある。消費者の価値観の変化が影響しているかもしれない。モスフードサービスの桜田厚会長兼社長は、夕食時間帯の売れ行きが落ちているとこぼす。14年度のモスバーガーの時間帯別売上高を05年度と比較すると、朝食帯は数十億円増えているが、夕食帯はそれ以上に減っているという。

客単価を上げるのも限界がありますよね。消費スタイルが朝型になっているなどの変化にも対応せねばならず、外食厳しそうです。