月が私のふるさと SFを現実に 宇宙に広がる生存圏

https://r.nikkei.com/article/DGKKZO25509680Q8A110C1TCP000

JAXAの「宇宙探査フィールド」。施設の床一面に敷き詰められるのは月のものに組成が似た砂だ。「宇宙は一発勝負。なるべく実環境に近づける」と責任者の片山氏。その言葉に背筋が冷たくなる。有人探査でもリハーサルなしの一発勝負だ。

かつての人類と違い、まだ見ぬ環境に適した道具を作って準備できる。清水建設宇宙・ロボットグループの青木グループ長は「月の砂」のボトルを手渡す。ふわりとした細かい砂だ。地球の砂を基に土木建築用月面ロボットを開発すると、月面の砂に対応できない。そこで月の砂に似た形の砂を開発し、技術開発に役立てる。

月面で水資源が見つかれば生物が生存できるし、分解すれば水素になりロケット燃料にもエネルギー源にもなる。ただそうなると新たな問題も浮上するだろう。月や小惑星には様々な資源が眠っているという。日米欧などが加盟し、宇宙の憲法とされる宇宙条約は国家による天体の領有を禁じているが、国内外で企業による資源探査の試みは加速している。

宇宙開発の現場を知ることができました。国家による天体の領有を禁じる宇宙条約というのもあるんですね。